研究課題/領域番号 |
16591077
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
曳野 俊治 九州大学, 大学病院, 助手 (50346780)
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研究分担者 |
中川 和憲 九州大学, 医学研究院, 講師 (50217668)
畑 快右 九州大学, 医学研究院, 助手 (90346776)
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キーワード | 未熟児網膜症 / 遺伝子多型 / 低出生体重児 / 血管新生 |
研究概要 |
対象 35週以下の早産児171名の多型解析を行った。対象となる児の在胎週数の内訳は、22〜23週3名(1.8%)、24〜25週19名(11.2%)、26〜27週31名(18.2%)、28〜29週35名(20.6%)、30〜31週33名(19.4%)、32〜33週32名(18.8%)、34〜35週18名(10.6%)であった。 血管新生因子の遺伝子多型の解析 1.VEGF遺伝子5'UTR:+405C/G多型 この多型にはC/C、C/G、G/Gの3種類があり、genotypeの頻度は、C/C28名(16.4%)、C/G80名(46.8%)、G/G63名(36.8%)であった。C、Gのそれぞれのallele頻度は、C136(39.8%)、G206(60.2%)であった。 2.VEGF遺伝子3'UTR:+936C/T多型 この多型には、C/C、C/T、T/Tの3種類があり、genotypeの頻度は、C/C97名(56.7%)、C/T63名(36.8%)、T/T11名(6.4%)であった。C、Tそれぞれのallele頻度は、C257(75.2%)、T85(24.8%)であった。 3.VEGF受容体KDR(AC)11-14繰り返し多型 この多型には、223bp、225bp、219bpの3種類の多型を認めた。それぞれをA1、A2、A3とすると、genotypeの頻度は、A1A1 112名(65.5%)、A1A2 48名(28.1%)、A1A3 1名(0.6%)、A2A2 10名(5.9%)であった。A1、A2、A3のそれぞれのallele頻度は、A1 273(79.8%)、A2 68(19.9%)、A3 1(0.3%)であった。 今後の予定 これらの多型結果と未熟児網膜症の発症の有無、stageなどを統計学的に解析を行う。
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