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2005 年度 実績報告書

看護師の心理・環境要因と業務上のインシデント・アクシデントとの因果関係

研究課題

研究課題/領域番号 16591159
研究機関北里大学

研究代表者

田中 克俊  北里大学, 大学院・医療系研究科, 助教授 (30365176)

研究分担者 宮岡 等  北里大学, 大学院・医療系研究科, 教授 (40209862)
大坪 天平  昭和大学, 医学部, 助教授 (20245856)
キーワード医療事故 / 看護師 / 抑うつ / ストレス
研究概要

本研究の参加対象である北里大学病院、北里大学東病院、昭和大学病院、昭和大学東病院、昭和大学烏山病院において、2005年1月、2005年7〜8月にかけて2回のコホート研究を行った。調査項目は下記の通り。
(調査項目の内容)
1)基本属性、生活状況(睡眠、飲酒習慣、住居環境)、勤務状況(所属、勤務年数、交代勤務など)
2)対象者が最近6ヶ月間に経験したインシデント・アクシデントの回数
3)ナーシングストレス尺度:看護師のストレッサーを測定
4)セルフエフィカシー尺度:仕事および個人生活における自己効力感を測定
5)努力-報酬不均衡モデル:主観的努力感と報酬(経済的報酬、心理的報酬、キャリア的報酬)とのバランスを測定
5)Hospital Anxiety Depression Scale(HADS):不安および抑うつ状態を測定
これまで得られた結果
約1800名から回答が得られた。これまで2回の調査から看護師のインシデント・アクシデントに影響を与える要因について共分散構造分析を用いて因果関係モデルを構築した結果、看護技術の不足、昼間の眠気、抑うつが有意な影響を与えていることが示唆された。今後の医学的介入として交代勤務による睡眠覚醒リズムの不調に対するケアとして高照度光療法の活用の他、抑うつに対する早期のケアが重要であることが示された。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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