研究課題/領域番号 |
16591209
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
坂井 修二 九州大学, 医学研究院, 准教授 (90225756)
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研究分担者 |
塩山 善之 九州大学, 大学病院, 助教 (10323304)
古賀 博文 九州大学, 大学病院, 助教 (90343318)
松尾 芳雄 九州大学, 大学病院, 助教 (50419595)
本田 浩 九州大学, 医学研究院, 教授 (90145433)
阿部 光一郎 九州大学, 大学病院, 助教 (00380387)
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キーワード | 肺癌 / 定位放射線療法 / コンピュータ断層像 / 磁気共鳴画像 / FDG-PET / 予後予測 |
研究概要 |
最終的に原発性肺癌の病期IA期とIB期の症例32例と、転移性肺癌13例を、本研究に該当する患者として登録が可能であった。定位的放射線療法は、呼吸同期装置を備えたリニアック装置のみで行った。現在、当院は肺癌の定位放射線治療の日本臨床研究グループ(JCOG)の施設としても登録され、質の高い定位的放射線療法を継続して行っている。症例ごとの定位的放射線療法後の画像所見に関しては、高分解能CTにて照射野に一致したコンソリデーションを主体とする吸収値上昇がみられ、その辺縁にわずかにすりガラス状の吸収値が見られる例がほとんどである。照射後3ヶ月で照射野に一致した吸収値の上昇域が出現する場合と、6ヶ月以降に出現する場合が確認された。早期に吸収値の上昇域が出現する場合は消退も早く、遅延して出現する場合は消退も遅い結果が得られたため、まず高分解能CT所見の経過に関して検討を行った。 以上、当初予定していた症例数を登録でき、治療後の経過を観察し再発症例の特徴と治癒症例の特徴をまとめ昨年の肺癌学会に報告した。CT所見と再発の関しては、統計学的に有意な所見は見られなかったが、原発症のサイズにより再発する可能性が高い結果がえられた。定位放射線療法後の再発の検討ではまず、原発巣のサイズが最も重要な因子であると思われた。MRIおよびFDG-PETに関しては、所見と再発の有無の関連の検討中である。当初の予定より画像所見のまとめに時間を要したが、平成20年度中には論文として公開かのうであると考えている。
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