• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

胎児骨髄移植後のregulatoryT細胞を利用したドナー特異的免疫寛容の誘導

研究課題

研究課題/領域番号 16591276
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

芦塚 修一  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (00307399)

研究分担者 大久保 辰雄  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20277007)
キーワード胎児骨髄移植 / キメラ / regulatoryT細胞 / ドナー特異的免疫寛容
研究概要

実験の準備段階として、顕微授精用のマイクログラスニードルを作成する機器を使って、胎児骨髄移植に使用可能なマイクログラスニードルの作成を行った。(この、マイクログラスニードルは、胎児に直接細胞を注入するのに使用するために作成は容易ではない)。それから、naiveのB6マウスとBalb/cマウスから骨髄細胞を採取し、各種抗体を用いてキメラマウスを解析するためのFACScanの条件設定(templateの作成)を行った(lineageの各抗体についても行った)。次に、実際に胎児骨髄移植を行った。妊娠14日のBalb/cマウスをレシピエントとし、胎児1匹に対し、5x10^6のB6の骨髄細胞を移植した。しかし、骨髄移植後の出生率は、約60%程度と若干低く生後約4週目に移植後のキメラのチェックを血液でFACSにて解析したが、ブサルファン投与後の骨髄移植でキメラがenhance(キメラ中のドナー細胞の比率が高くなること)できる1%以上のキメラマウスがほとんど得られず次の段階へ進めない状態である。私が米国で実験を行ったときもキメラマウスがあまり得られなかった時期があり、骨髄細胞の準備の段階および移植そのものの手技についても再確認が必要である。また、妊娠マウスにブサルファンの投与をした後に胎児骨髄移植を行うなど効率よくキメラマウスを作成する方法を思案中である。(この場合、胎児の骨髄増殖のcell cycleを遅延させるために移植した骨髄細胞がより高率に生着することが期待される)。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi