研究課題/領域番号 |
16591334
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
秦 史壮 札幌医科大学, 医学部, 講師 (70291557)
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研究分担者 |
平田 公一 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50136959)
傳野 隆一 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (40163943)
西森 英史 札幌医科大学, 医学部, 助手 (70336402)
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キーワード | osteopontin / 肝転移 / 膵癌 / 動物転移モデル / 遺伝子発現 / 遺伝子導入 |
研究概要 |
1.これまでに我々の行ったDNA chip解析により、osteopontin(OPN)が高発現していることが明らかな膵癌高肝転移株HPC-3H4から得られたcDNA libraryよりOPNベクターを作製した. 2.得られたOPNベクターを膵癌低肝転移株HPC-3に導入した.導入効率をlight cyclerにて確認し、高い導入効果が得られた細胞株をHPC-3(OPN)とした.本細胞株のOPN発現はELISAを行い、HPC-3H4とほぼ同等であることを確認した. 3.またELISAによりHPC-3からHPC-3H1、HPC-3H2、HPC-3H3、HPC-3H4まで肝転移率の上昇に比例したOPN発現の段階的上昇を認め、OPNが肝転移に何らかの関連があることが示唆された. 4.現在HPC-3、HPC-3H4、HPC-3(OPN)をそれぞれヌードマウス脾臓内に接種し、一定期間経過後の肝転移率を検討中である. 5.さらに胃癌細胞株シリーズにおいて同様の実験を進行中である.
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