研究課題/領域番号 |
16591349
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
佐田 尚宏 自治医科大学, 医学部, 助教授 (20261977)
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研究分担者 |
栗原 克己 自治医科大学, 医学部, 講師 (20275697)
俵藤 正信 自治医科大学, 医学部, 講師 (80337336)
吉澤 浩次 自治医科大学, 医学部, 助手
塚原 宗俊 自治医科大学, 医学部, 助手 (80245696)
小泉 大 自治医科大学, 医学部, 助手 (60337318)
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キーワード | 膵癌 / マイクロアレイ / gemcitabine / 抗癌剤感受性試験 / 癌遺伝子 |
研究概要 |
今年度、自治医科大学消化器一般外科78例の膵癌症例が入院し、そのうち10例に対して切除手術、11例に対して姑息手術を施行した.このうちインフォームド・コンセントを行って、13例より抗癌剤感受性試験、マイクロアレイ検討用のサンプルを採取した.抗癌剤感受性試験はCD-DST法により、gemcitabineおよび5-FUをターゲットに13例に施行した.その結果、8例(61.5%)で解析が可能で、平均N/C比は、gemcitabine 58.4、5-FU 66.9であった.また平行して、マイクロアレイ解析準備のための基礎実験施行中で、使用するマイクロアレイはクロンテック社製Atlas Glass Human 3.8 II Microarrayに決定し、現在RNA抽出及びマイクロアレイスキャナーの条件設定などを行っている. 遺伝子選定の基礎資料として、同時にin vitroの検討を行っている.ヒト由来膵癌細胞系を用い、gemcitabine耐性株および5-FU耐性株を作成し、その遺伝子発現異常を、マイクロアレイ法で検討する.現在、5-FU耐性株の作成が完了し、gemcitabine耐性株が確立されれば、マイクロアレイの検討を開始する予定である. RT-PCR法に関しては、以前の検討で抽出した候補遺伝子約30種に関して、primerの選定を完了している.上記新たなシリーズに実験が開始されれば、マイクロアレイに使用した検体を用いて、遺伝子発現の確認を行う予定である。
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