研究分担者 |
栗原 克己 自治医科大学, 医学部, 講師 (20275697)
俵藤 正信 自治医科大学, 医学部, 講師 (80337336)
吉澤 浩次 自治医科大学, 医学部, 助手 (00348020)
塚原 宗俊 自治医科大学, 医学部, 助手 (80245696)
小泉 大 自治医科大学, 医学部, 助手 (60337318)
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研究概要 |
今年度遺伝子選定の基礎資料として、in vitroの検討を行った.ヒト由来膵癌細胞系(MIA-Paca 2)を用いて、Kang HC (Clin Cancer Res 2004;10:272-284)らの方法に従って、gemcitabine耐性株および5-FU耐性株を作成した.そのそれぞれの耐性株の遺伝子発現異常を、マイクロアレイ法で検討した.今回使用したマイクロアレイは、Amersham社製Uniset Human 20K 1 Codelink Bioarrayで、20,000種類の既知遺伝子をプロットしたもので、実際の実験はクラボウ社に委託した.現在、5-FU耐性株での検討が完了した.5-FU耐性株での検討では、1075種類の遺伝子(811遺伝子が発現亢進、264遺伝子が発現低下)が発現異常を示し、RAD1,HUS1,RFC5(replication factor C5),RPA3(replication protein A3),CHK2(checkpoint kinase 2),PCNA(proliferating cell nuclear antigen) and FEN1(flap endonuclease-1); TIA1(TIA1 cytotoxic granule-associated RNA binding protein),BIRC5(baculoviral IAP repeat-containing 5),TRAF2(TNF receptor-associated factor 2),GADD45B(growth arrest and DNA-damage-inducible, beta)などの遺伝子を最終的に5-FU耐性関連遺伝子として抽出した.
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