研究課題/領域番号 |
16591371
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
林 道廣 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90314179)
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研究分担者 |
谷川 允彦 大阪医科大学, 医学部, 教授 (00111956)
奥田 準二 大阪医科大学, 医学部, 助教授 (20278518)
平松 昌子 大阪医科大学, 医学部, 講師 (80309153)
野村 栄治 大阪医科大学, 医学部, 講師 (30288732)
高折 恭一 大阪医科大学, 医学部, 講師 (10329485)
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キーワード | WebSurg Japan / インターネット / 外科教科書 / 手術ビデオ |
研究概要 |
内視鏡外科手術など低侵襲来手術手技や生体肝移植術など新しい手術法の発達と普及が急速であるために、外科医は大学や教育関連病院で教わらなかった新しい技術の習得の必要性に直面している。本研究においては外科医を対象としてWebによる教育の概念を築いてきたが、インターネットを用いた学習方法を駆使することによって外科医達は学会や研究会での情報収集ばかりに頼らずとも、自分たちの生活ペースにあわせて遠隔地からでも最新で一流の外科教育を受けることを可能にしてきた。 大阪医科大学内に設置されたサーバーを利用して、フランスStrasbourg大学内のWebSurgのコンテンツの大半をインストールするのに加えて、日本人専門家の手術ビデオも追加することにより日本人外科医達に有用な日本版WebSurg (WebSurg Japan) www.websurg.jpの体制を整えた。 そして平成16年横浜で開催された第19回日本内視鏡外科学会にあわせて日本版WebSurgを10月1日開始するにいたった。インターネットによる情報配信に関しては関係業者エステック社の協力を得て、ウェブサイトのセキュリティが有効であることがGeoTrustにより保障されている。平成16年10月7日以降に始まった会員登録は平成7年3月中旬までに1,300名を越える状況になっている。その中の外科医は660名、学生86名、看護士42名であり、その他、関連企業や報道機関からの会員登録も認められる。こうして、次第に多くの人達から注目されるようになってから本プロジェクトが更に広く認知されてきた。こうした教材はIT時代に即したものであり、今後更に発展することが予想される。他に類似のものがないだけに、その重要性は時の経過とともに、広く認識されるものと思われる。今後とも、外科医ならびに周辺医療従事者の教育と啓蒙に役立つよう、内容をより充実してゆくことがこのプロジェクト推進の重要課題と認識している。次年度研究補助金のもとに、さらに改良してゆく予定である。
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