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2005 年度 実績報告書

CGH、マイクロアレイの臨床応用による薬剤耐性悪性神経膠腫の遺伝子診断の確立

研究課題

研究課題/領域番号 16591440
研究機関神戸大学

研究代表者

河村 淳史  神戸大学, 大学院・医学系研究科, 医学研究員 (00346256)

研究分担者 甲村 英二  神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30225388)
篠山 隆司  神戸大学, 医学部附属病院, 臨床研究員 (10379399)
キーワードglioma / etoposide / CGH / マイクロアレイ
研究概要

1)グリオーマ細胞でのエトポシド耐性株の樹立
T98G, U251細胞株をエトポシド80μg/mlの濃度の細胞培地にて約1ヶ月培養すると、数個のコロニーを形成した。これらのコロニーの細胞を回収して、その後、エトポシドを含まない培地で培養を継続させ、エトポシド耐性株として作製した。Parent細胞とエトポシド耐性細胞を用いて、再度エトポシド80μg/mlの濃度で細胞を培養すると、parent細胞では殆どの細胞が細胞死を起こしたが、エトポシド耐性細胞では殆ど細胞死を起こさなかった。
2)Parent細胞とエトポシド耐性細胞を用いて、エトポシドに暴露させた時のSmac, IAP, Bcl-2,Bcl-XLなどのアポトーシス関連たんぱく質の発現について、ウエスタンブロットにて解析すると、エトポシド耐性株では抗アポトーシス蛋白、IAP, Bcl-2,Bcl-XLの発現増加を認め、アポトーシス誘導蛋白Smacでは発現の低下を認めた。このことから、実際にエトポシド耐性株ではエトポシドによるアポトーシス誘導が抑制されていることが確認された。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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