細胞寿命延長操作をした細胞と高機能マトリックスを組み合わせたハイブリッドバイオマテリアルのin vitroにおける組織再生効果 これまでに得られた知見・培養技術を用いて、細胞寿命を延長させる操作を行った骨軟骨細胞または骨髄由来間葉系幹細胞をバイオマトリックスをscafolldとしてin vitroで培養した。 ハイブリッドバイオマテリアル移植マウスを用いた骨軟骨再生組織の検討 In vivoにおいて、上記ハイブリッドバイオマテリアルの関節再生能を評価するためマウスを用いた。このモデルマウスに、OAやRAの関節組織を軟骨を含めて移植し、かつ生着後に滑膜増殖、サイトカイン産生を確認した。また、RAやOA関節と同様の病理学的変化を観察した。本年度は、1)細胞寿命延長を誘導した骨芽細胞と軟骨細胞をヒト骨軟骨組織とともにマトリゲル中に封入培養し、マウス皮下に移植した。2)ハイブリッドバイオマテリアルを同様にマウスに移植し、経時的に再生骨軟骨組織の変化を組織学的に分析した。これにより、細胞寿命を延長させた関節構成細胞の有用性と、ハイブリッドバイオマテリアルの関節(骨軟骨)組織再生能をin vivoで評価した。 これらの知見を研究成果として発表するため、論文を作成中である。
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