ラット髄腔内にバクロフェン、カルバコール、サルポグレラート、セレコキシブ、エダラボン、プロポフォールを投与してTail flick test、Formalin testを用いて鎮痛効果を検討した。サルポグレラート、セレコキシブ、エダラボン、プロポフォールはTail flick testでは鎮痛作用を示さなかった。バクロフェン、カルバコールのTail flick testにおける50%有効量(ED_<50>)は各々0.32μg、051μgであった。Formalin testのphase 1、phase 2のED_<50>はバクロフェン0.0062μg、0.0126μg、カルバコール0.201μg、0.0078μg、サルポグレラート94.4μg、306.1μg、セレコキシブ0.0247μg、0.0088μg、エダラボン0.25mg、0.25mg、プロポフォール448.8μg、275.1μgであった。バクロフェンとミダゾラム、AP-5、YM872、クロニジン、ブピバカイン、セロトニンの相互作用を検討し、バクロフェンとミダゾラムのTail flick test、バクロフェンとミダゾラム、クロニジン、ブピバカイン、AP-5、YM872のFormalin testで相乗効果を認めた。 ラット後肢に切開を加える術後痛モデルを作成し、熱刺激、圧刺激(Von Frey Filament)、重心動揺(Incapacitance Tester)の経時的変化を観察した。これら3種類の検査は必ずしも同じ傾向を示さなかった。
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