研究課題/領域番号 |
16591596
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
雑賀 隆史 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (10314676)
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研究分担者 |
那須 保友 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (20237572)
真鍋 大輔 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員 (90379793)
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キーワード | 樹状細胞 / 遺伝子治療 / 抗腫瘍免疫 / インターロイキン12 / 前立腺癌 |
研究概要 |
1.マウス骨髄細胞を回収し、IL-4、GM-CSFを用いて樹状細胞を誘導した。この細胞にアデノウイルスベクター(AdmIL-12)を感染させ、IL-12遺伝子を導入した。FACSを用いて樹状細胞の表面抗原を調べ、その成熟化を再評価するとともにIL-12産生能をELISA法にて定量化をおこない、成熟化、IL-12産生能をともに再確認した。この結果、遺伝子導入に必要なMOI確定しえた。アデノウイルスベクターの力価、毒性に関して調査をおこない、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンのベイラー医科大学においてベクター精製、力価測定を複数回施行し、安全で安定したベクターの供与を確認した。さらに、癌細胞をlysateにしたものをもちいて樹状細胞を感作し、抗原提示細胞として用いることで腫瘍特異的CTLの誘導をクロミニウムリリースアッセイで確認した。 2.さらにマウス前立腺に前立腺癌細胞を同所移植したのち、未感作DC/IL-12およびコントロールの腫瘍内投与による免疫療法をおこない、経時的腫瘍増殖の観察、屠殺時転移巣の検索などから腫瘍増殖抑制効果、転移抑制効果および生存期間延長効果が確認した。さらに、これらの動物から脾細胞を回収し、同種の前立腺癌細胞を同所移植マウスに経静脈投与を行い免疫応答、治療効果を検証した。 3.これらの第二次治療マウスより回収した脾細胞を用いてクロミニウムリリースアッセイを用いてNatural Killer(NK)細胞活性、CTL細胞活性の誘導を確認した。 4.さらに経時的腫瘍増殖の観察、屠殺時転移巣の検索などから感作脾細胞投与による腫瘍増殖抑制効果、転移抑制効果および生存期間延長効果が確認した。
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