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2004 年度 実績報告書

婦人科癌でのケモカイン受容体CCR7発現によるセンチネルリンパ節微小転移巣の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16591634
研究機関東北大学

研究代表者

新倉 仁  東北大学, 大学病院, 講師 (80261634)

研究分担者 八重樫 伸生  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00241597)
伊藤 潔  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (70241594)
キーワードendometrial carcinoma / cervical carcinoma / sentinel lymph node / micromatastasis
研究概要

子宮体癌28例に対して99mTc-フチン酸を用いてセンチネルリンパ節の同定を試みた。RIを手術の前日に子宮鏡下に投与後、ダイナミックシンチグラフィーを施行し、術当日にも撮像した。28例中23例(82%)で同定に成功した。平均のセンチネルリンパ節の個数は3.1個であった。筋層浸潤が1/2に満たない症例では22例中21例(95%)で同定可能であった。Sensitivity,specificityとも100%であった。センチネルリンパ節の同定部位としては外腸骨節、閉鎖節、傍大動脈節がほとんどであった。微小転移巣の検索は通常のHE標本にて転移を認めなかった症例に対して抗サイトケラチン抗体を用いて免疫染色を行って検討した。サイトケラチン陽性細胞はマクロファージ由来の場合が多く、センチネルリンパ節での発現が40.5%なのに対し非センチネルリンパ節では4.7%とセンチネルリンパ節での発現が高かった。
子宮頚癌28例に対して99mTc-フチン酸およびパテントブルーを用いた併用法にてセンチネルリンパ節の同定を試みた。RIは手術の前日に直視下に子宮膣部に投与後ダイナミックシンチグラフィーを施行し、術当日にも撮像した。色素は開腹後、RIと同様に投与した。色素法では81%、RI法では86%、併用法では89%(25/28)の同定率であった。系統的なリンパ節廓清によって転移を認めた4例は全てセンチネルリンパ節にも転移を認め、Sensitivity, specificityとも100%であった。同定部位では外腸骨節、閉鎖節、基靭帯節が多かった。平均のセンチネルリンパ節同定数では2.8個であった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Sentinel lymph node detection in patients with endometrial cancer2004

    • 著者名/発表者名
      Hitoshi Niikura
    • 雑誌名

      Gynecologic Oncology 92

      ページ: 669-674

  • [雑誌論文] Sentinel lymph node detection in early cervical cancer with combination ^<99m>Tc phytate and patent blue2004

    • 著者名/発表者名
      Hitoshi Niikura
    • 雑誌名

      Gynecologic Oncology 94

      ページ: 528-532

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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