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2006 年度 実績報告書

ヒト胚由来の血小板活性化因子による子宮内膜および脱落膜の血管新生の制御

研究課題

研究課題/領域番号 16591673
研究機関大分大学

研究代表者

楢原 久司  大分大学, 医学部, 教授 (60211447)

研究分担者 河野 康志  大分大学, 医学部, 講師 (40274758)
キーワード血小板活性化因子 / 子宮内膜 / 脱落膜 / 着床 / 血管新生
研究概要

体外受精時に得られた受精卵、未受精卵、または、胞胚の培養上清を子宮内膜または脱落膜細胞の培養系に添加し、その培養細胞中のVEGF mRNA、basic FGF mRNA、angiogenin mRNAをノーザン法を用いて定量し、子宮内膜または脱落膜細胞の培養細胞中のTSP-1 mRNAの発現量をノーザンブロット法で解析した。また、VEGF mRNA、basic FGF mRNA、angiogenin mRNAの発現に及ぼすPAF receptor antagonist(Y-24180,CV2086)の影響についてELISAを用いて検討した。
体外受精時に得られた受精卵の培養上清は、VEGF mRNA、basic FGF mRNAの発現を促進したが、未受精卵の培養上清にはその効果は認められなかった。受精卵のの培養上清の効果は、PAF receptor antagonist(Y-24180,CV2086)の同時添加によって一部抑制された。
これまで子宮内膜や脱落膜に産生や存在が報告されているepidermal growth factor、platelet derived grov/th factor)は、子宮内膜間質細胞のVEGF mRNA、basic FGF mRNA、angiogenin mRNAの産生を促進し、TSP-1 mRNAの発現を抑制した。
PAFは、上記培養土清中のVEGF、basic FGF、angiogeninの蛋白の産生を促進したが、TSP-1 mRNAの発現には影響を与えなかった。
PAFを添加した際のVEGF mRNA、basic FGF mRNA、angiogenin mRNAの産生促進作用は、PAF receptor antagonist (Y-24180,CV2086)の同時添加によって一部抑制された。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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