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2004 年度 実績報告書

抗原特異的調節性樹状細胞の樹立とこれによる原田病治療の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 16591739
研究機関秋田大学

研究代表者

山木 邦比古  秋田大学, 医学部, 助教授 (20125751)

研究分担者 亀谷 修平  秋田大学, 医学部, 講師 (30302269)
早川 宏一  秋田大学, 医学部, 助手 (80312700)
キーワード抗原提示 / in vitro priming / TRP1 / dendritic cell
研究概要

1.Mouse TRP1のC57BL/6j mouseにおけるmDCによるprimingによって抗原提示される抗原性部位の決定を行った。Mouse TRP1は20アミノ酸長のpeptideを9アミノ酸残基ずつ互いにオーバーラップするように合成し、タンパク質の全長をカバーした。それらのpeptideを用いてin vitro primingを行った。その結果mouse TRP1-10と29がin vitroでprimingされることがわかった。更にこれらのpeptideを11アミノ酸残基まで短縮して行った。mouse TRP1-10のin vitro primingではTRP1-10-3,7がin vitroでT cellをprimingすることができた。Mouse TRP1-29ではTRP1-29-6がin vitroでT cellをprimingすることができた。更にこれらのin vitro prepulsあるいはpreprimingされたDendritic cellやT cellの注射によって下記の病変を惹起することができた。
2.上記によって惹起される自己免疫疾患の病理組織像
上記in vitro primingされたT cellによって実験的Vogt-Koyanagi-Harada病類似の疾患をmouseに惹起することができた。臨床的にはT cell注射後、5-7日後に脱毛、白斑が生じた。皮膚の組織像では毛根、血管周囲、基底細胞周囲にリンパ球を中心とする細胞浸潤がみられ、所々類上皮細胞がgranulomaを形成していた。眼球では臨床的には軽微な炎症が注射後5-7後にみられたが、しかし著名な炎症は多発しなかった。組織学的には虹彩、脈絡膜に類上皮様細胞の集積がみられた。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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