研究課題
基盤研究(C)
申請者らは、SDF-1のシグナリングが側線のprimodiaと視神経に対して誘因性の因子として働き、神経ネットワークが正しく構築されるのに必須であることを示した。1.SDF-1は側線神経軸索のガイド役を担う。A. loss of function studySDF-1は、側線神経の通り道であるhorizontal myoseptumに発現しておりそこを遊走する細胞集団primodiaはSDF-1の受容体CXCR4を発現している。SDF-1あるいは、CXCR4をノックダウンするとprimodiaの遊走が大幅に遅れることが示された。また、一部の個体ではprimodiaは、本来のルートを外れて進むことがわかった。B. gain of function study発現ベクターを用いてSDF-1を異所性に発現させるとルートを外れた側線神経がSDF-1に誘引される事が示された。2.SDF-1は視神経軸索の誘因因子として働く。A. loss of function studySDF-1は、視神経の通り道である視神経鞘に発現しており、そこを通る視神経軸索はSDF-1の受容体CXCR4を発現している事を示した。SDF-1あるいは、CXCR4をノックダウンすると視神経軸索は本来のルートを外れて進むことがわかった。B. gain of function study発現ベクターを用いてSDF-1を異所性に発現させるとルートを外れた視神経がSDF-1に誘引される事が示された。
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