研究課題/領域番号 |
16591887
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
後藤 多津子 九州大学, 大学病院, 助手 (60294956)
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研究分担者 |
早崎 治明 九州大学, 大学病院, 講師 (60238095)
徳森 謙二 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (40253463)
中島 昭彦 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (00037524)
中山 英二 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教授 (60172467)
吉浦 一紀 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (20210643)
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キーワード | MRI / 顎骨形態 / 三次元診断 / 顎変形症 / 無被曝 / 機能診断 |
研究概要 |
本年度は、昨年度作製した患者および対照群のデータベースを用い、患者の偏位側と非偏位側における形態や機能の違いについて、またそれらの対照群との違いについて系統的な解析および発表を行った。 顎骨の三次元形態・大きさ解析については、まず乾燥下顎骨を用いたファントムにおけるin vitroの精度検討について論文化した。今年度からは生体における顎骨の形態解析を進めている。 咀嚼筋については、昨年度行った機能を表す断面積の三次元形態解析に加えて、今年度は他の形態データ(体積、長さ、走行方向)を整理し定量解析を行い、患者における特徴の全体像を明らかにし論文化した。 顎関節については、顎関節円板転位および下顎偏位側や臨床症状との相関について論文化した。これにより顎関節においては非対称な下顎の偏位側と非偏位側のどちらが形態・機能異常なのか明らかになった。 咬合力については、咬合力、咬合面積、咬合圧の左右のバランスを解析し、歯列レベルにおける三次元機能の特徴を明らかにし論文化した。 さらに上記三次元形態と患者固有の顎機能データ(顎関節円板、咬合力及び三次元顎運動)を組み合わせ、かつ昨年度作製した下顎運動4次元表示システムの基礎を発展させて、MRIによる硬・軟組織双方の新しい無被曝・機能診断システムを構築した。 来年度は本システムに咀嚼筋内部における特徴を加えた機能診断システムを作製し、非対称な下顎の偏位側と非偏位側のどちらが成長異常なのか、治療後の後戻りの原因はどこにあるのか成長発育、機能評価を行う予定である。
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