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2005 年度 実績報告書

唾液腺の放射線障害の軽減

研究課題

研究課題/領域番号 16591899
研究機関日本歯科大学

研究代表者

那須 優則  日本歯科大学, 歯学部, 助教授 (50130688)

研究分担者 岩田 洋  日本歯科大学, 歯学部, 講師 (40328860)
三橋 扶佐子  日本歯科大学, 歯学部, 助手 (60187896)
代居 敬  日本歯科大学, 歯学部, 教授 (10167025)
キーワード舌下腺 / X線 / イソプロテレノール
研究概要

舌下腺の半月細胞の分泌顆粒を放出させた状態で放射線を照射し、細胞内への摂取、タンパク合成および排出に及ぼす影響を検討した。イソプロテレノール(IPR)投与3時間後のマウスの舌下腺にX線を10Gyまたは20Gy照射し、3日後の影響について^3H-leucine投与30分後、120分後のオートラジオグラフィにより追究し、次の結果を得た。
1)光顕オートラジオグラフィ(LMARG)による半月細胞の単位面積あたりのgrain数は、RI投与30分後では無照射群と比較して10Gy照射群,20Gy照射群で有意に低値を示した。またIPR非投与群と比較し,IPR投与群で有意に高値を示した。
2)LMARGのRI投与120分後では、無照射群と照射群の値の差のみが有意であり、10Gy照射群は無照射群、20Gy照射群と比較し高値を示した。120分後では10Gy照射群は無照射群、20Gy照射群と比較し有意に高値を示した。
3)電顕オートラジオグラフィ(EMARG)による半月細胞の粗面小胞体上のgrain数の割合はRI投与30分後では無照射群と比較し20Gy照射群で有意に低値を示した。120分後は無照射群と比較して10Gy照射群,20Gy照射群で有意に高値を示し,10Gy照射群と比較して20Gy照射群で有意に高値を示した。またIPR非投与群と比較し,IPR投与群で低値を示した。
4)EMARGによるゴルジ装置上のgrain数の割合は、RI投与30分後では無照射群と比較して10Gy照射群で有意に低値を示した。120分後は10Gy照射群と比較して無照射群、20Gy照射群で有意に高値を示した。
5)EMARGによる分泌顆粒上のgrain数の割合は、RI投与30分後では無照射群と比較し10Gy照射群、20Gy照射群で有意に高値を示した。120分後は無照射群、10Gy照射群と比較し20Gy照射群で低値を示した。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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