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2004 年度 実績報告書

在宅型ブラキシズム治療システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16591935
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

馬場 一美  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (80251536)

キーワードブラキシズム / 歯軋り / 睡眠 / スプリント / 咬合
研究概要

本年度は,ブラキシズム抑制システムの基本構造を完成した.本システムはスプリント内蔵圧センサ(ピエゾフィルム)・振動子,検出装置,記録装置,刺激発生装置から構成される.
スプリント内蔵圧センサは通常型の上顎スタビリゼーション型スプリントに埋入され,ブラキシズムが起こった場合にスプリントを介して咬合力を感知し咬合力の大きさに比例した振幅の信号を発信する.圧センサからの信号は検出装置により増幅され,増幅後に予め設定された閾値以上の振幅の信号をブラキシズム・イベントとして認識し,認識されたイベントはパームトップコンピュータへと送られる.予備実験により認識閾値は最大咬合力の15%のレベルとした.パームトップコンピュータ上では専用のソフトウェアを用いて時系列でブラキシズム・イベントが記録される.検出装置はブラキシズム・イベントの認識に対応して同時に刺激発生装置へとトリガーシグナルを送る.刺激発生装置はトリガーシグナルに対応して,前述の上顎スタビリゼーショシ型スプリントに内蔵された振動子をドライブして上顎歯列に振動刺激を与える.この振動刺激を用いて三叉神経支配領域である歯根膜圧受容器に対して機械的刺激を与えブラキシズム中の閉口筋の収縮を抑制する.最終的に健常者3名を対象にして覚醒状態で実験室にて模擬ブラキシズム運動を行わせ,本システムを試験運用し改良を加え,次年度以降の睡眠実験への応用のための準備を終了した.

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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