研究課題
顎運動測定器に関しては昨年度、(株)松風よりWindowsベースの新しい測定器であるMM-J2の提供を受け使用できる予定であったが、最終的に購入のための予算を確保できなくなったためJ2による顎運動測定は変更せざるを得なくなった。このため、当講座の大学院で開発中であった磁気空間を使用した新たな顎運動測定器の完成をまって、移行作業をすすめる予定である。この測定器については平成17年度第113回日本補綴歯科学会学術大会および平成17年度第34回日本顎口腔機能学会にて報告している。また一方で、顎運動解析のためのソフトウェアについてはVisual Basic(Microsoft社製)およびVisual Fortran(DEC社製)を用いWindowsベースでのソフト開発を進めており、その成果の一部は平成17年度第114回日本補綴歯科学会学術大会にて発表している。次に歯列形状測定についても、松風社製のレーザー計測器について、その基本性能を現在検証中であり、さらにその迅速な計測能力を有効利用し、歯列模型とシリコーンブラックによる咬合記録を合わせて、咬合接触面を自動抽出する方法について検討を行っている。さらに、咀嚼能力測定については、九州大学の○○講座の協力を得て、同講座が開発した咀嚼能力検査法を使用する許可を受け、これを利用予定でそのための篩の発注を行った。今後は学内の臨床試験管理センターの協力の元、倫理委員会への研究計画の提出、インフォームドコンセントの作成とともに、各種の予備実験を行う予定である。
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日本補綴歯科学会雑誌 49巻・114回特別号
ページ: 174
ページ: 124
日本補綴歯科学会雑誌 49巻・113回特別号
ページ: 58
日本顎関節学会雑誌 Vol.17, No.1
ページ: 93
The 11^<th> Meeting of the International College of Prosthodontists Abstract
ページ: 180