• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

インプラントの超早期荷重を可能にする因子に関する遺伝子工学的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 16591958
研究機関九州大学

研究代表者

松下 恭之  九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教授 (60159150)

研究分担者 鮎川 保則  九州大学, 大学病院, 講師 (50304697)
鳥谷 浩平  九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (50188835)
古谷野 潔  九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (50195872)
キーワードインプラント / osseointegration / 早期負荷 / 骨
研究概要

近年、インプラント治療は、その予知性の高さから補綴治療の重要なオプションとして注目されている。インプラントの長期的成功には、osseointegrationの獲得とその維持が重要であると認識されているが、そのためには3〜6ヶ月以上の安静期間が必要とされており、この治癒期間の短縮が為されれば、quality of life向上に対する寄与は計り知れない。そのため、より早期のosseointegrationの獲得が望まれている。現在、この安静期間を短縮させるべく、インプラント材料、成長因子の応用などの研究が幅広く行われているが、早期負荷を行うためのin vivoでの研究報告はほとんどないため、安静期間をどれだけ短縮できるかについて科学的根拠がない。
そこで本研究では、初期のosseointegration成立に安静期間の短縮が可能と仮説をたて、負荷開始時期、負荷の量(荷重)と骨の治癒との関連について検討することを目的とした。今年度は、まずコンピュータを用いて、顎骨内に埋入されたインプラントにどのような手法で応力を作用させればよいか、また、どのような応力が骨内に伝わるかについて綿密なシミュレーションを行った(有限要素法を用いて行った)。その結果を踏まえ、実験動物を準備し、インプラント埋入に先立つ抜歯を行った。今後、インプラントを埋入、当初のプロトコール通り試料を採得し、応力、期間と周囲組織の変化に関して、まず組織学的、組織形態計測学的に検討を加えていく予定である。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi