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2006 年度 実績報告書

エナメル基質由来物質の効果の限界と歯牙移植再植における適切な使用方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16591982
研究機関山形大学

研究代表者

濱本 宜興  山形大学, 医学部, 助教授 (40231526)

研究分担者 冨塚 謙一  山形大学, 医学部, 講師 (30306188)
櫻井 博理  山形大学, 医学部附属病院, 助手 (50333977)
秋場 克己  山形大学, 医学部附属病院, 助手 (00396558)
キーワード外傷歯再植 / 歯牙移植 / 歯根膜再生 / 歯根癒着 / 歯根吸収 / エナメル基質蛋白質
研究概要

動物実験ではラット臼歯を腹部皮下組織に移植する実験系を用いて、移植歯歯根膜の細胞や基質の障害の程度とEMDによる歯根膜再生状態との関連を明らかにする研究を継続実施した。これまでの研究では30分室温乾燥による障害を歯根膜に対して与えてきたが、18年度は機械的に歯根膜を除去する方法によって歯根膜に障害を与えた場合のEMDの効果について検討した。その結果、歯根膜が広範囲に除去された場合、歯根吸収や歯根表面上の骨形成が観察されEMDは完全に歯根膜を再生できない可能性が示唆された。
臨床研究としては、手術の目的、背景、局所の状態等の諸条件が異なる外傷性脱臼歯の再植と歯牙移植との間で、術前状態、術中所見および術後経過を比較することにより、それぞれの予後に影響を与える因子を明らかにする研究を開始した。具体的には臨床的には、患者の背景、脱臼歯の状況、再植・移植までの時間、受容部の状況、術式、固定状態、術後経過等について再植症例と移植症例とを比較し、術後経過に影響を与える因子について検討した。本研究は、条件が多様である外傷性脱臼歯の再植の経過と、条件を一定にすることができる歯牙移植の経過を比較することにより、両者の歯根膜再生に関与する因子を解明する点において独創的である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 歯槽骨の話2006

    • 著者名/発表者名
      濱本宜興
    • 雑誌名

      形歯会報 538

      ページ: 12-13

  • [雑誌論文] エムドゲインのふるさと(1)2006

    • 著者名/発表者名
      濱本宜興
    • 雑誌名

      形歯会報 540

      ページ: 18-19

  • [雑誌論文] 再生医療は本当に役に立つのか2006

    • 著者名/発表者名
      濱本宜興
    • 雑誌名

      形歯会報 541

      ページ: 20-21

  • [図書] 親知らずはなぜ抜くの?(石井正敏著)2006

    • 著者名/発表者名
      濱本宜興
    • 総ページ数
      26-31
    • 出版者
      砂書房,東京

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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