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2006 年度 研究成果報告書概要

炭酸含有アパタイトと骨髄幹細胞を用いた組織工学的骨形成

研究課題

研究課題/領域番号 16592028
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関朝日大学

研究代表者

笠井 唯克  朝日大学, 歯学部, 講師 (30319123)

研究分担者 土井 豊  朝日大学, 歯学部, 教授 (40116067)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
キーワード炭酸含有アパタイト / 骨芽細胞 / 組織工学 / 細胞培養 / 培養骨 / 骨形成 / リアルタイムRT-PCR / 生体材料
研究概要

炭酸含有アパタイト(CAP)の骨補填材および組織工学的担体としての有用性を検討する目的で以下の研究を行った。
CAP多孔体ブロックと骨髄細胞との複合体の移植実験を行った。その結果、骨伝導のない環境で孔内に骨が形成されることが判明した。さらにCAP・骨髄細胞複合体は、移植前に骨髄細胞を培養したほうが、より早く骨形成することが明らかになった。
骨補填材および組織工学的担体として注目されているセラミック材料には、ハイドロキシアパタイト(HAP)、β-リン酸三カルシウム(β-TCP)がある。これらの材料とCAPが骨芽細胞様細胞に与える影響を比較検討した。CAP、HAP、β-TCP、コントロール(ポリスチレン)で作製した基盤上で、ラット骨髄由来の骨芽細胞様細胞の培養を行い、これらの細胞のmRNA発現量をRealtimeRT-PCR法で測定した。
測定したmRNAは、RUNX2、アルカリフォスファターゼ、オステオカルシン、オステオポンチン、オステオネクチン、骨シアロ蛋白、デコリン、I型コラーゲンである。結果はALPのmRNA発現量は各材料間でほとんど差がなかった。その他は、HAP、β-TCPおよびCAPのmRNA発現量がコントロールより高かったものの、HAP、β-TCPおよびCAP間では差がなかった。
本研究によりCAPは骨芽細胞様細胞のmRNA発現を促進する材料であり、その影響はHAPやβ-TCPと同程度であることが明らかとなった。

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公開日: 2008-05-27  

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