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2004 年度 実績報告書

HVJ‐エンベロープを用いた歯周病ワクチンの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16592089
研究機関広島大学

研究代表者

鶴田 圭伊子  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (10112210)

研究分担者 高橋 一郎  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (20206791)
キーワードトレフォイルファクター / TFF3 / 粘液 / クローニング / 遺伝子導入
研究概要

粘膜系の中心的な存在である小腸や大腸の腸管粘膜では種々の病原に対する免疫応答が活発に展開しており,粘膜系を特徴づける粘液が非特異的防御バリアーとして機能している。消化管粘膜の粘液にはトレフォイルファクター(TFF)ペプチドという固有の物質が含まれており,防御因子として機能している。小腸や大腸で特異的に発現するTFF3がヒト顎下腺においても発現していることが報告されている。本研究の目的は,口腔におけるTFF3の果たす機能について明らかにし,ワクチンへの応用を目指すものである。本年度はTFF3の機能解析のために導入用遺伝子の作製と作製したプラスミドベクターのタンパク発現性の検討を行った。
タンパク発現用プラスミドベクターとして,pQE60,pET28a, pCAGGSを選択した。制限酵素処理したこれらベクターと,鋳型プラスミドのPCR反応によって得られたインサート用TFF3のライゲーションを行い,TFF3を組み込んだプラスミドベクターを作製した。大腸菌DH5αへのトランスフェクションを行い,カラーセレクション,colony hybrization PCR,ミニプレップ抽出したDNAのインサートチェックPCRによりTFF3が組み込まれたプラスミドのクローニングを行った。作製したプラスミドベクターはミディプレップによりDNAを抽出し,シークエンサーによりインサートTFF3の塩基配列の確認を行った。TFF3が組み込まれたプラスミドによるTFF3ペプチドの発現はSDS-PAGE電気泳動により確認した。
その結果,pET28a, pCAGGSによりTFF3の発現バンドが認められたが,pQE60ではTFF3バンドは認められなかった。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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