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2004 年度 実績報告書

高校生の性の自己決定を育むセクシュアリティ教育の実践と縦断的評価研究

研究課題

研究課題/領域番号 16592161
研究機関大阪府立看護大学

研究代表者

町浦 美智子  大阪府立看護大学, 看護学部, 教授 (70135739)

研究分担者 末原 紀美代  大阪府立看護大学, 看護学部, 教授 (90112044)
大平 光子  大阪府立看護大学, 看護学部, 助教授 (90249607)
井端 美奈子  大阪府立看護大学, 看護学部, 助教授 (80331742)
古山 美穂  大阪府立看護大学, 看護学部, 助手 (40290366)
工藤 里香  大阪府立看護大学, 看護学部, 助手 (80364032)
キーワード高校生 / 性 / 自己決定 / セクシュアリティ教育 / 評価研究 / 計画的行動理論
研究概要

本研究の目的は高校生を対象に性の自己決定を育むセクシュアリティ教育を行い、その後の性行動において自己決定がどのようになされたかを縦断的に評価していくことである。平成16年度は平成17年度の実施と評価に向けて、文献検討と高等学校の養護教諭との打ち合わせから教育内容と評価方法を検討した。
1.理論的枠組みは研究計画当初のものを変更し、道理に基づく行動理論(Theory of Reasoned Action)から派生した計画的行動理論(Theory of Planned Behavior、以下TPB)を使用することにした。TPBは海外のセクシュアリティ教育において性行動を自己決定するという評価をする場合に有用な理論枠組みであることが明らかにされている。また、TPBの理解を深めるために、この理論をわが国に紹介した講師を招き、研修会を開催した結果、近隣病院の看護職者や大学院生、教員45名が参加した。
2.対象の募集は当初の計画を変更し、高等学校の1年生を対象に平成17年6月にセクシュアリティ教育を実施することにした。養護教諭との打ち合わせから家庭科、保健体育の授業時間4時間を使って、8クラス計240人に実施する予定。内容は1時間目、2時間目は知識提供中心、3時間目は新聞記事を使ったグループワークとし、お互いが異なる意見、価値観をもち、お互いを尊重することの重要性に気づく、4時間目はロールプレイを通して、グループで意見交換し、自分の意見、意思を伝えるためのネゴシエーションという実践を組み入れることにした。また、11月には同1年生を対象に、実施した教育内容をさらに深めるという意図から講演会を開催する予定。
4.セクシュアリティ教育実施後の評価はTPBに基づく質問紙調査法により1ヵ月後,3ヵ月後,6ヵ月後に縦断的に行なう。質問紙はTPBの行動への態度、主観的規範、行動コントロール感が行動の意思に影響し、それが行動につながるという枠組みに基づいて作成し、デートをする、手をつなぐ、キスをするなどの性行動の決定について評価していくことにした。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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