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2004 年度 実績報告書

脳卒中後遺症としての高次脳機能障害者と家族の生活の様相と援助へのニード

研究課題

研究課題/領域番号 16592162
研究機関大阪府立看護大学

研究代表者

登喜 和江  大阪府立看護大学, 看護学部, 講師 (00326315)

研究分担者 高田 早苗  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (50226784)
山下 裕紀  神戸市看護大学, 看護学部, 助手 (40326319)
北村 有子  大阪府立看護大学, 看護学部, 助手 (10364035)
山居 輝美 (古賀 輝美)  大阪府立看護大学, 看護学部, 助手 (50326287)
和田 恵美子  大阪府立看護大学, 看護学部, 助手 (70293818)
キーワード脳卒中 / 高次脳機能障害 / ニード
研究概要

「脳卒中後遣症としての高次脳機能障害者とその家族の生活の様相と援助へのニードを明らかにする」ことを目的に計画遂行中である。本年度は、データ収集前に、文献検討を中心に、高次脳機能障害の様相につい、研究者間でミーティングを繰り返し、インタビュー内容、分析視点の確認を行った。研究フィールドとして、やまぐちクリニックを中心に、大阪府立身体障害者福祉センター附属病院、兵庫県立総合リハビリテーションセンターの3施設を開拓した。施設での対象者の選定には、主治医・作業療法士・看護師に依頼し、紹介を受けた。また、紹介された対象者が研究参加および不参加によって、不利益が生じることがないように、研究承諾書を作成し、研究の趣旨の説明は研究者が直接行い、断る権利を保証したうえで承諾を得た。
対象者は、家庭生活を送る外来通院中、もしくは自宅退院予定の脳卒中患者で、後遺症としての高次脳機能障害と診断された患者とその家族とし、研究施設からの紹介者10組の参加協力を得た。データ収集法は半構成的インタビューを行い、承諾を得てテープ録音した。分析は、テープ内容を逐語化したデータから参加者が体験している出来事、日常生活への影響、対処内容、受けとめといった観点からこれまでに10回のミィーティングを行なっている。
参加者10名の脳卒中後遺症としての高次脳機能障害者および家族の語りの特徴は、これまで報告された頭部外傷による高次脳機能障害者の様相と異なり、記憶障害や注意障害、計算障害など患者の困惑をよそにその対応の程度が家族の許容範囲内であると、問題視されないというものであった。しかし、この特徴については、参加者が10組という限界によるものか不明であるため、研究参加者30組を目標に脳卒中患者とその家族に研究参加を依頼中である。また、研究結果の比較分析を行うために、脳卒中以外の原因で高次脳機能障害と診断された患者とその家族への研究協力を検討中である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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