• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

学校トイレ環境のヘルスプロモーションが児童の排泄に及ぼす効果とその多面的評価

研究課題

研究課題/領域番号 16592189
研究機関旭川医科大学

研究代表者

松浦 和代  旭川医科大学, 医学部, 教授 (10161928)

研究分担者 芝木 美沙子  北海道教育大学, 教育学部, 助教授 (20125371)
キーワード児童 / 学校トイレ環境 / 排泄 / ヘルスプロモーション
研究概要

平成16年度の研究実績は、以下のとおりであった。
調査1
研究方法:文献研究
研究目的は、課題に関する先行研究の分析を行い、学校トイレ問題と児童の排泄に関する最近の動向を把握することであった。学校トイレ問題、児童の排便・排尿・排泄をキーワードとして学校保健および関連領域の専門誌を検索した。その結果、45編が収集された。分析の結果、以下の傾向が把握された。
1)過去5年間に文献数の増加がみとめられる。
2)問題意識には都道府県較差がみとめられる。
3)著者の分類から、多職種が関心をよせていることがわかる。著者はその専門性から問題分析を行い、介入方法の提示を行っている。
4)文献のテーマは主に、(1)学校トイレの施設や構造、(2)身体的・生理学的問題、(3)心理的問題、(4)社会的問題(少年軽犯罪との関連性など)、(5)健康教育的アプローチ、(6)その他、に分類された。
調査2
研究方法:質的研究
研究目的は、課題に関する学校保健現場の考えを収集し、学校トイレ問題とメンテナンスを中心とする改善計画の基礎情報を得ることであった。
学校トイレ問題に関する懇談会を開催した。参加者は旭川市内の小学校に勤務する養護教員7名と研究者3名であった。学校トイレ問題に関する文献(研究報告5編、総説論文1篇)を資料として配布し、参加者が日常的に問題意識をもっている事柄について、ブレーンストーミングを実施した。参加者の同意を得て、全会話を録音した。録音テープから逐語録を作成した。現在、Berelsonの内容分析法を用いて逐語録の分析中である。記録単位は一文脈とし、記録の類型化を繰り返してカテゴリー化をすすめていく。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 児童の排泄習慣と学校トイレットの環境衛生2005

    • 著者名/発表者名
      松浦 和代
    • 雑誌名

      旭川医科大学研究フォーラム 5・1

      ページ: 4-14

  • [雑誌論文] 発達段階にあった日常生活の援助技術、学童2004

    • 著者名/発表者名
      松浦 和代
    • 雑誌名

      小児看護 29・5

      ページ: 536-541

  • [雑誌論文] 子ども達の排便習慣の実態と諸問題-生活習慣との関係2004

    • 著者名/発表者名
      松浦 和代, 芝木美沙子
    • 雑誌名

      学校保健フォーラム 77

      ページ: 13-17

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi