研究課題/領域番号 |
16592200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
川崎 裕美 広島大学, 大学院保健学研究科, 教授 (90280180)
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研究分担者 |
津島 ひろ江 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (80113364)
小林 敏生 広島大学, 大学院保健学研究科, 教授 (20251069)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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キーワード | 生活習慣 / 幼児 / 子育て / 生活リズム / 健康教育 |
研究概要 |
子どもの生活習慣の実態と母親の状況について調査を行った。睡眠時間の減少は、小学校入学後、起床時刻が早まり、学年進行に伴い就寝時刻が遅くなっていくためと考えられた。睡眠、衣服、栄養などについて、幼児の母親は保護者に責任があると考えていた。特に睡眠は、最も責任意識と実践が一致していた領域であったが、子どもの睡眠時間は減少しており'、睡眠時間を10時間確保することは、現在の生活では難しいことを示唆していると考えられた。栄養については責任の意識は認められたが、実際の配慮は少なく、実践が難しい領域と考えられた。「子育て力」には実践を調整していく力も含まれると考えられた。 子育てを支援する者と母親の「子育て力」のイメージを調査した。共通するイメージは、「主体的に生活すること」「子どもの将来の大人としてのありようを見定めること」であった。専門職は「いろいろな人と仲良くすること」「周囲の人々を活用する」「大人としての基準」をイメージとしていた。母親は、「地域・家族の生活スタイルとの調和」を語った。共通するイメージである「主体的な生活」方法や「子どもの将来の大人としてのありようを見定め」た子育て方法に関する専門職による指示や指導は、母親にとって受け入れやすいと考えられた。一方、母親自身に対する指導である「いろいろな人と仲良くする」、「大人としての基準」は、母親のイメージには含まれておらず、受け入れにくい指導と考えられた。また、「子どもの将来の大人としてのありようを見定める」ためには、学年を超えた継続的な連携が必要であり、保護者に子どもの年齢に応じた目標を具体的に示す必要性が示唆された。 幼稚園や小学校で「子育て力」向上への支援を行う場合、母親の幼稚園・小学校に対する役割期待が大きくなる可能性がうかがえ、家庭との明確な役割分担を提示する必要があると考えられた。
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