研究課題/領域番号 |
16592206
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
安田 美弥子 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (30158000)
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研究分担者 |
新井 信之 順天堂大学, 医療看護学部, 助教授 (50352688)
岡本 隆寛 順天堂大学, 医療看護学部, 講師 (60331394)
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キーワード | アディクション / アディクション看護 / 家族支援 / 共依存 / 児童虐待 / 困難儀礼への対処 |
研究概要 |
平成18年度は11月11日(土)、12日(日)に日本アディクション看護学会の第5回学術大会を秋田市の秋田大学本道キャンパスで開催した。メインテーマは「アディクション社会と看護〜家族と共依存〜」とし、家族支援と共依存症の理解に焦点を当てた。大会長講演は秋田大学の米山奈奈子氏による「アディクションを必要とする社会と看護の役割」であり、特別講演は原宿カウンセリングセンター所長の信田さよ子氏の「女性の生き方と共依存」であり、シンポジウムは「共依存と家族」であった。 分科会は「自助グループに学ぶ(その1)〜摂食障害:NABAメンバーからのメッセージ〜」、「自助グループに学ぶ(その2)〜薬物依存症:DARCメンバーからのメッセージ〜」、「アディクションと看護教育」、「地域でのアルコール問題との出会い」、「処遇困難への対応」の5つが行われた。一般演題も13題発表された。 初めて東京を離れて、地方での大会であったので、参加者が180名あまりとやや少なかったが、アディクションという言葉にあまりなじみのない看護職が大勢参加し、「新しい視点で家族のことや、マスコミで騒がれている事件のことなどを考えることができた。そして改めて自分の看護援助のあり方を振り返った」などの声が寄せられ、活発な討議が行われた。 18年度の学習会は「児童虐待セミナー」として、事例報告、研究発表会、児童相談所の業務の紹介と連携のあり方の検討などが行われた。また、秋田市において学術大会のプレ企画としての講演会も行った。
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