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2005 年度 実績報告書

地城の保健ニーズを基に保健師活動の実践につなぐ地区診断方法論の構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16592209
研究機関山梨県立大学

研究代表者

村松 照美  山梨県立大学, 看護学部, 助教授 (90279894)

研究分担者 流石 ゆり子  山梨県立大学, 看護学部, 教授 (70279892)
坂田 由美子  鹿児島大学, 医学部, 教授 (30347372)
高田 ゆり子  筑波大学, 社会学系, 教授 (90336660)
キーワード地域 / 市町村保健師 / 地区診断 / 介入研究
研究概要

平成16年度には、村松らの地区診断研究会が中心となって実施した山梨県下の市町村保健師の平成15年度地区診断実態に関する調査結果を基にしたインタビューガイドを作成し、半構成的面接法による質的研究を熟練の市町村保健師に対して実施した。その質的研究により明確となった地区診断過程に関するデータから抽出したカテゴリを骨組みとして、地域診断の手引き書を作成し、冊子を市町村保健師に配付した。
平成17年度には、平成16年度の研究に同意を得た3市町村保健師に対して介入研究を実施した。データ収集方法としては市町村保健師の地区診断の検討記録及び保健師の地区診断報告書、活動記録保健事業や保健師検討会の参加記録、保健師のグループインタビューや半構成的面接法によって実施した。分析方法としては、平成16年度に作成した地域診断の手引き書(試案)をふまえ、平成16年度までに実施した地区診断の方法を検討し方法について追加修正を加えた。その追加修正を加えた地区診断前後の保健師活動の変化について比較分析した。追加修正という介入後の保健師活動の状況から、有用であった要素を導き出し、その結果を地域診断の手引き書に加え地区診断の方法の1つして明らかにし、地区診断の方法論構築への示唆とした。3市町村への介入結果については、人口静態、人口動態、国民健康保険診療明細書、健診の受診率等の数量的で単純な分析から統計解析をすること、地域住民の健康支援とともに関わった個別の情報を質的に分析すること、また地域の生活に関する情報を詳細に整理して、数量的な情報と関連づけることから、支援の必要性の根拠を明確にし、更に多くの保健事業を有機的に連動させるような管理体制の見直し、更に市町村の総合計画への足がかりとなった。この結果から、有用な地域診断の方法を導き出し地域診断の手引き書を完成させた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 農山村の高齢婦人における膝関節痛と生活に関する研究-痛みの発生と生活に焦点を当てて-2006

    • 著者名/発表者名
      村松照美, 流石ゆり子, 若林澄江
    • 雑誌名

      地域看護学会誌 8巻・2号

      ページ: 79-86

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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