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2006 年度 実績報告書

行政保健師の家庭訪問に対する認識の実態と今後の課題

研究課題

研究課題/領域番号 16592219
研究機関日本赤十字北海道看護大学

研究代表者

大西 章恵  日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (10279432)

研究分担者 近藤 明代  日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 助教授 (10316309)
羽原 美奈子  日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 講師 (30279434)
笹原 千穂  日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 講師 (20347818)
真渓 淳子  日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 助手 (90337113)
キーワード行政保健師 / 家庭訪問 / 保健師の専門性
研究概要

これまで実施したインタビュー結果及び質問紙調査結果を総合的に分析・検討し、今後における保健師の家庭訪問のあり方や課題について考察した。
1.家庭訪問の実施に対する職場環境の整備
家庭訪問実施後の記録提出のシステムや事例検討会の実施など家庭訪問に対する職場環境の整備については保健所と比較して市町村の方が不十分であることが明らかになった。家庭訪問を個人の取り組みとして終わらせるのではなく、職場の中で業務として位置づけることが必要でそのためには職場環境を整備していくことが重要である。
2.市町村新人保健師に対する現任教育
市町村新人保健師に対する現任教育が不十分であることがわかった。家庭訪問実施に関して。新人保健師として悩むことは多いと考えられ、また、保健師活動の基盤を築く上でも、市町村保健師に対する教育の整備が望まれる。
3.保健所保健師と市町村保健師の家庭訪問に関する連携
保健所保健師の大半は家庭訪問に関して市町村保健師と連携を図ることができていると回答していたが、市町村保健師の約30%は連携がとれていないと回答していた。保健所保健師と市町村保健師が事例の課題を共有することの意味を改めて考える必要がある。
4.行政保健師の家庭訪問を充実に向けた保健師管理者の役割
職場風土は、保健師の家庭訪問実施状況に大きく影響を与えることが明らかになった。家庭訪問実施に向けて、保健師全体の調整役・指南役として保健師管理者の役割が大きいと考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 保健師の家庭訪問に関する海外文献の検討2007

    • 著者名/発表者名
      羽原美奈子
    • 雑誌名

      日本在宅ケア学会誌 10(2)

      ページ: 83-90

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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