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2004 年度 実績報告書

熟練助産師の技としての分娩時モニタリングケアの構造化とその検証

研究課題

研究課題/領域番号 16592221
研究機関自治医科大学

研究代表者

成田 伸  自治医科大学, 看護学部, 教授 (20237605)

研究分担者 大原 良子  自治医科大学, 看護学部, 講師 (40325163)
岡本 美香子  自治医科大学, 看護学部, 助手 (40382957)
水流 聡子  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80177328)
坂梨 薫  共立女子短期大学, 看護学科, 教授 (60290045)
齋藤 いずみ  北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (10195977)
キーワードモニタリングケア / 産婦 / 熟練助産師 / 助産サービス
研究概要

我々は、熟練助産師の行う産婦の「情報収集」という行為に焦点を当て、そのケアを「モニタリングケア」と命名し、その特定化を試みてきたが、今回の研究では、熟練助産師が行う産婦の「モニタリングケア」の構造化を試み、その検証を行う。平成16年度は、助産師が行っている分娩時モニタリングケアの構造化の基礎作業として、これまでの研究成果と文献検討から、モニタリングケアの構造化と仮の「コード」化を行った。はじめに、これまでの研究成果に文献検討をくわえた結果を「助産師が行う分娩時モニタリングケアの特定化の試み」として論文を作成した。本論文では、先の研究において行った助産師のモニタリングケアについて再検討し、その定義を確認した(自治医科大学看護学部紀要に投稿中)。また、先の研究において、産婦のモニタリングケアの目的を「胎児のWellnessの保証」「産婦の安全の保証」「分娩進行状態の把握」「産婦の身体的・心理的頑張り度の把握」の4つに大別した。この分類に対しても、今までの研究成果と文献検討により再検討を加え、仮の「コード」化につながる作業を行った。「胎児のWellnessの保証」に6項目、「産婦の安全の保証」に3項目、「分娩進行状態の把握」に10項目、「産婦の身体的・心理的頑張り度の把握」に3項目のモニタリングしている項目のコードを仮につけることができた。来年度は、これらの仮のコードを用いて、実際の分娩時チャートを分析し、適用可能性について検討する。また熟練助産師の実際のモニタリングケアに関する行動の分析を試みる予定である。平成16年度の研究成果は、平成17年7月24-28日にオーストラリア、ブリスベーンで開催予定のThe International Confederation of Midwives 27^<th> Triennial Congressにおいて発表予定である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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