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2004 年度 実績報告書

地域在住軽度認知低下者の痴呆進展に対する痴呆予防教室の介入効果

研究課題

研究課題/領域番号 16592231
研究機関島根県立看護短期大学

研究代表者

山下 一也  島根県立看護短期大学, 看護学科, 教授 (30210412)

研究分担者 井山 ゆり  島根県立看護短期大学, 看護学科, 助手 (80342278)
キーワード認知症予防教室 / 高齢者 / 認知症 / 軽度認知機能障害 / ミニメンタルテスト
研究概要

既にわれわれは2002年度に物忘れの自覚調査を雲南市掛合町住民65歳以上の全員に行い、1064名の回答を得ている。今回、その調査をもとに、特に物忘れを強く自覚し訴えた者、家族から物忘れを指摘されるも放置している者に対し、物忘れ予防教室を2004年度より、雲南市掛合町役場健康管理センター、雲南市掛合公民館と波多公民館と連携を取り、認知症予防教室(サンサン教室と命名)の開催を始めた(1地区24回開催で、2地区開催)。
参加者は1地区約20名程度(66歳〜87歳)であり、開催1年目ということもあり、試行錯誤であった。
簡易知能検査のミニメンタルテストの平成16年での平均が27.5点であったのに対し、平成17年3月では、27.7とほぼ横ばいであった(22名)。このことは、対象がかなりの高齢者であることを考えると十分に効果があったものと推定される。
また、77歳、女性の方は仮名拾いテストが0点で、ミニメンタルテストが22点であり、研究代表者が自宅での診察のもと、病院への受診を勧め、病院でMRIなどの検査され、軽度認知障害との診断を受けた。その後、御本人はこの認知症予防教室に継続的に参加された結果、仮名拾いテストが6点で、ミニメンタルテストが25点と改善をし、また、家族の負担度も減ってきたとのことであった(内服薬なし)。
2005年度からは、さらにプログラムの検討をはかり、認知症予防教室の有効性について検討していく予定である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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