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2005 年度 実績報告書

非営利組織(NPO)化による創業・第二創業支援に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16600004
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

佐竹 隆幸  兵庫県立大学, 経営学部, 教授 (90268384)

研究分担者 鳥邊 晋司  兵庫県立大学, 経営学部, 教授 (00155607)
キーワード非営利組織 / 第二創業 / 創業 / ベンチャー / 中小企業 / ガバナンス / 亜業種交流 / コミュニティ・ビジネス
研究概要

本研究の研究方法は、主として、アンケート調査・ヒアリング調査・文献研究を中心に行い、関西地域を拠点として研究を進めた。しかし、日本における非営利組織(NPO)先進地域である関東地域や、それに加えて海外における非営利組織(NPO)先進地域である欧州についてもできうるかぎり調査対象として包含し、可能な限り調査を実施してきた。たとえば、アメリカが合衆国における非営利組織(NPO)の実態調査はその例にあたる。調査の内容は、企業システムとの関係のなかでも、特に中小企業の創業・既存中小企業の経営革新行動たる第二創業の観点から、中小企業の存立維持戦略と非営利組織(NPO)との関連で実施してきた。
兵庫県経済に関する分析では兵庫県が阪神淡路大震災から10年を経た今日においても震災の影響が色濃く残り、中小企業・ベンチャーの存立に悪影響を及ぼしており、その存立維持に向けた戦略においては非営利組織(NPO)が大きな役割を果たしていることを分析検討し、さらにその動向を日本の他地域の事例及びアメリカ合衆国の事例と比較検討してきた。
また、非営利組織(NPO)と産業集積・産業クラスターとの関係分析、産業集積形成における産業政策の役割、産業集積形成による地域経済活性化に関する分析を行い、整理・検討してきた。本研究において、中小企業存立の視点、すなわち中小企業問題、適正規模、寡占体制、企業間関係、地域振興、日本的経営の各視点からの理論的・実証的・政策的な分析を行い、一定の結論を得、新たな論点を示唆できたものと考えている。今後の課題としてはコミュニティ・ビジネスが注目され、非営利組織(NPO)が多くの地域で設立されていく中で地域経済活性化の柱ともなる産業クラスターとの関係についてより詳細に検討していく予定である。
詳細は、ミネルヴァ書房刊『地域中小企業の経営革新』で発表する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 兵庫県地場産業の現状と中小企業の経営行動2006

    • 著者名/発表者名
      佐竹 隆幸
    • 雑誌名

      商大論集 57・3(未定)

  • [雑誌論文] 阪神淡路大震災と兵庫県中小企業の経営行動2006

    • 著者名/発表者名
      佐竹 隆幸
    • 雑誌名

      商大論集 57・4(未定)

  • [図書] 新規事業の育成とコミュニティ・ビジネス2006

    • 著者名/発表者名
      佐竹 隆幸(共著)
    • 出版者
      御茶ノ水書房(未定)
  • [図書] 地城中小企業の経営革新2006

    • 著者名/発表者名
      佐竹 隆幸(編著)
    • 出版者
      ミネルヴァ書房(仮題)(未定)
  • [図書] 財務マネジメント-企業評価とリスクの評価-2005

    • 著者名/発表者名
      鳥邉 晋司(共著)
    • 総ページ数
      274
    • 出版者
      中央経済社

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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