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2004 年度 実績報告書

チベット仏画工房村の伝統技材用法と伝統の継承に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 16602013
研究種目

基盤研究(C)

研究機関広島市立大学

研究代表者

服部 等作  広島市立大学, 芸術学部, 教授 (50218509)

研究分担者 奥山 直司  高野山大学, 文学部, 教授 (50177193)
キーワードチベット / 仏画 / 熱貢芸術 / 伝統技材 / 青海省 / チベット族 / 荘厳美術 / 芸能
研究概要

平成16年度の研究実績
1.青海省黄南藏族自治州同仁県(熱貢地区)にのこる仏画文化について夏期調査(16年7/23〜8/14)
チベット仏教文化の基層をなす仏画美術調査のため、黄南藏族自治州同仁県を調査した。当地の仏画、工芸美術は古くより熱貢芸術として知られチベット仏教美術の一大生産・供給拠点と同時に美術集積地である都乎村、〓賽日村、郭麻日村、吾屯村上・下村にて制作工房、寺院の壁画状態の基礎調査をすすめた。本調査の結果、当地の工房集団が有する伝統技材・用法の概況を知ることが出来た。
2.チベットの有形・無形文化について平成16年冬調査(17年2/3〜2/10)
(1)有形文化財の調査:黄南藏族自治州同仁県にて、以下の調査を実施
・白馬(紅崖)寺、郭麻日寺、吾屯下寺、吾屯上寺、年都乎寺の密教壁画と文化財調査
調査内容は、白馬(紅崖)寺では、創建由来と残された寺院遺構、郭麻日寺、吾屯下寺・上寺、年都乎寺は、伽藍(弥勒堂、集会堂、講堂)内陣壁画の現状とその保存と修復方法についての意見交換内陣を荘厳する仏像、工芸品の調査、弥勒堂(僧堂)の内部にある仏教壁画のその保存と修復方法に関し意見交換を行い、正確な写真撮影による記録の必要性と次年度の調査事項を確認した。
・熱貢地方の仏画/金属工芸/刺繍仏画などの工房にて伝統技材・用法と文化財調査
金属工芸(吾屯下寺),刺繍仏画(年都乎村),仏画(郭麻日寺)の工芸工房を訪問,伝統-継承の課題を抽出した
(2)無形文化財の調査:郭麻日寺にてチベットアムド地方伝統である法舞い芸能調査
1861年シャツオン寺から将来された特徴ある本法舞いの儀礼および儀式を調査し記録をすすめた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] チベットの芸術と文化・その現在と未来2005

    • 著者名/発表者名
      服部 等作, 他
    • 雑誌名

      国際チベット研究シンポジウム論文集 1・1

      ページ: 1-10, 80-105

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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