• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

企業文化とガバナンスの相互影響関係に関する計量経済分析

研究課題

研究課題/領域番号 16603003
研究機関長崎大学

研究代表者

BASU D.R  長崎大学, 経済学部, 教授 (10271579)

研究分担者 内田 滋  長崎大学, 経済学部, 教授 (40168696)
キーワード企業文化 / ガバナンス / 企業組織 / 企業行動 / 日本的経営
研究概要

企業文化とガバナンスの相互影響関係に関する計量経済分析の初年度における研究実績概要は,次のとおりである。
1 企業ガバナンスと経営組織,経営執行等に関する文献サーベイから,日本に関する当該関係研究は殆ど見当たらず経営戦略との関連で散見される程度に過ぎないことが分かった。
2 近年の欧米における企業経営では,経営成果のディスクロージャーに関する法制度の面から有意な変化が見られるが,日本の企業ガバナンスについては日本的経営などをはじめとして異なったシステムがあるため欧米との差異とその含意を検討することが重要となる。
3 企業行動と企業組織経営戦略については,わが国自動車産業における主要企業に関するケース・スタディと,そこで収集されたデータにもとづく調査を中心に執り行っている。
4 先ず,定性的分析としては,企業ガバナンスと経営政策との関係に関する考え方について,国内及び海外の事業所における経営幹部とインタビューをおこなった。そこから得られたヒアリング結果は,今後さらに整理・分析される。必要な場合には,追加的調査も考えられる。
5 次いで,定量的分析としては,並行して行なわれた主として管理職社員へのアンケート調査とこれにもとづいて収集されているデータを用いて,因子分析や共分散分析等の数量分析を準備中である。また,さらには構造方程式モデルの構築を試みる予定となっており,そのための理論的考察ならびに方法論的考察を進めているところである。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi