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2005 年度 実績報告書

総合的な学習における学びの連関性を強めるカリキュラムの開発と評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16611007
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

小西 正雄  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50195757)

研究分担者 村川 雅弘  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50167681)
山崎 洋子  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (40311823)
西村 宏  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (30029722)
近森 憲助  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40108874)
藤村 裕一  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (00335829)
キーワード総合的な学習 / カリキュラム開発 / クロス・カリキュラー / 「学び・学習」論 / 教科関連 / ポートフォリオ評価 / 表現 / 授業づくり
研究概要

本年度の研究目的は,(1)現実社会を生きる学習者一人ひとりの学びが,全体としての子どもの発達に結実するよう,近年の総合学習を教育哲学(意味内容,教育関係の成立する場,教育関係),教育方法などの観点から省察すること,(2)教育内容,方法,評価を含むクロスカリキュラムによる学びの連関性を解明し,評価を含み込んだ総合学習のカリキュラムを開発することの二点であった。
この目的を達成するため,研究2年目の相当する平成17年度の5-7月の期間は,学び論,学習論一般についての理論を再度,整理することに費やし,その後の8月から12月までの期間は,調査研究対象校として挙げた学校(日本では,京都市立御所南小学校,福岡県赤坂小学校,篠山市立今田小学校,福岡県若宮小学校,山口県の明倫小学校の5校,イギリスでは,ロンドンのイーヴェリン・ロウ校,イセックスのモルシャム校の2校)に対してさらに聞き取り調査を実施し,そこでの教育実践やカリキュラム内容について総合学習と教科の「関連性」に着目して類型化した。
そして,総合学習と教科の関連性の観点からの「学び」論,4つのカリキュラムについて,学習者カリキュラムについて,教科,評価,学校レベルでの総合学習と教科の関連性,学年全体と単元のレベルでの総合学習と教科の関連性,教科レベルで総合的に関連づけた総合学習,国語,美術の教科の観点で関連づけた総合学習に関して議論し考察を加えた。
その結果,総合学習と教科の関連性の観点から,つまりクロス・カリキュラーの視点をもって授業作りをすることの意義と考慮点が解明された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] イギリスのPSHE(Personal, Social and Health Education)とその援用可能性-総合道徳教育の可能性に向けて(1)-2006

    • 著者名/発表者名
      山崎洋子
    • 雑誌名

      鳴門教育大学学校教育研究紀要 No.20

      ページ: 59-68

  • [雑誌論文] 学校教育における全人的発達の可能性とイーヴェリンロウ初等学校におけるPSHE(Personal, Social and Health Education)の実践-総合道徳教育の可能性に向けて(2)2006

    • 著者名/発表者名
      山崎洋子
    • 雑誌名

      鳴門教育大学学校教育研究紀要 No.20

      ページ: 69-79

  • [図書] イギリスの初等学校カリキュラム改革 -1945年以降の進歩主義的理想の普及-2006

    • 著者名/発表者名
      山崎洋子(監訳), 近森憲助(分担訳)
    • 出版者
      つなん出版(印刷中)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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