研究課題/領域番号 |
16611009
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
曲田 清維 愛媛大学, 教育学部, 教授 (00116972)
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研究分担者 |
久保 加津代 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (50214987)
西島 芳子 高知大学, 教育学部, 教授 (60036655)
田中 勝 山梨大学, 教育人間科学部, 助教授 (70202174)
碓田 智子 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (70273000)
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キーワード | 子ども / 住生活力 / 地域力 / 総合学習 |
研究概要 |
今日の子どもを取り巻く環境の厳しさのなかで、子どもが自立し、主体的に周囲の人々や環境と往還しながら生きていくには、子どもの「住生活力」と「地域力」の復元が、子どもの「生きる力」にとって大きな手立てのひとつであり、それを「総合学習・住まう」によって構築しようというのが本研究の目的である。 本研究期間に、(1)住生活力と地域力の概念構築、(2)住生活力と地域力の実態、(3)総合学習における住まい・まちづくり学習の実態、を把握することに努めるとともに、(4)各地域での先進的学習事例の発掘、(5)住生活力と地域力育成の方策、について共同研究の形で推進した。 昨年度に引き続き、平成17年度の研究では、(1)16年度調査に基づく子どもの住生活力と地域力の詳細な検討分析(愛媛県伊豫市郡中小学校)、(2)総合学習における住まい・まちづくり学習の実態として静岡県と山梨県の検討分析、を行った。加えて、(3)各地の学習実践例として、大分県別府市のまち探検学習、香川県丸亀市本島での伝建群でのまち学習、居住福祉学習、歴史系博物館における住まい学習支援などを発掘した。 これらを踏まえて、「総合学習・住まう」のあり方について、共同研究者全員による試論を展開し、まとめとした。
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