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2005 年度 実績報告書

二次元化学敏感面の開発と人工感覚ヘり応用

研究課題

研究課題/領域番号 16612001
研究機関東北大学

研究代表者

吉信 達夫  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30243265)

研究分担者 岩崎 裕  大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (00029901)
キーワード化学センサ / 分析化学 / イオンセンサ / 半導体センサ / 化学イメージセンサ
研究概要

本研究の目的は非常に多数の化学物質を同時に検出できる半導体センサのプロトタイプを開発することである。その基礎としてLight-Addressable Potentiometeric Sensor(LAPS)および半導体化学イメージセンサの原理を利用し、センサ面上に多くのイオン敏感膜等を集積し、各測定領域を独立に光照射することによって発生する光電流の大きさから各物質を検出・定量するシステムの開発を行った。本年度の研究実績は以下のようにまとめられる。
1.イオン画像測定を効率よく行うためのソフトウェアを新たに開発した。
2.測定対象の液体が微量である場合を想定し、マイクロ流路を有する半導体センサの試作を行った。厚膜レジストSU-8を用いて半導体センサ面上にマイクロ流路を作製し、流路内の任意の位置でイオン濃度測定が可能であることを実証した。流路が細くなると、電極からの距離によって溶液のインピーダンスの影響で信号が小さくなるという問題があったが、流路の上面を導電性にすることでこの問題を解決した。
3.このようにして作製した流路内の複数の点で同時にイオン濃度計測を行うため、異なる周波数で変調される複数の光源を用いた場合の信号処理方法について検討し、時間分解能・周波数分解能について考察を行った。
4.測定のためのセットアップを容易にするため、プラスチックカードにマウントされたセンサを試作した。測定対象ごとに異なるカードを用意しておき、必要に応じてカードを差し替えることによって各種測定に対応することができる。
なお、上記の研究実績のうち4は海外共同研究者Schoning教授との共同研究成果である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Micropatterning of Si Surface with Protein Molecules by the AFM Anodic Oxidation Method2006

    • 著者名/発表者名
      J.Suzuki
    • 雑誌名

      Electrochemistry 74・2

      ページ: 131-134

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Development of a Handheld 16 Channel Pen-Type LAPS for Electrochemical Sensing2005

    • 著者名/発表者名
      M.J.Schoning
    • 雑誌名

      Sensors and Actuators B 108・1-2

      ページ: 808-814

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] The Light-Addressable Potentiometric Sensor for Multi-Ion Sensing and Imaging2005

    • 著者名/発表者名
      T.Yoshinobu
    • 雑誌名

      Methods 37・1

      ページ: 94-102

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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