研究課題/領域番号 |
16636002
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高木 敏行 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (20197065)
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研究分担者 |
瀧本 昭 金沢大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (20019780)
瀬戸口 俊明 佐賀大学, 理工学部, 教授 (90145186)
山部 長兵衛 佐賀大学, 理工学部, 教授 (30093082)
小紫 公也 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (90242825)
藤井 孝蔵 宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部, 教授 (50209003)
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キーワード | 流動ダイナミクス / 環境問題 / エネルギー問題 / 医療・福祉問題 / 国際的マルチネットワーク / 国際共同研究プログラム |
研究概要 |
本研究課題は申請者らが提唱する流動ダイナミクスを21世紀における環境、エネルギー、医療福祉問題に展開するための学理再構築への試みの一環であり、これまでに築き上げてきた国内外の流動ダイナミクス研究ネットワークを活用し、流動ダイナミクスの新しい展開のあり方を議論し、その方針に基づいて国際会議の開催へと発展させることを目的として平成16年度に実施された。 このような試みを効率よく実行するために、国内の当該分野の専門家を集め、流動ダイナミクスの環境、エネルギー、医療福祉問題への適用のための学理再構築について、打合せと研究会を開催し、現存の学問、技術の可能性や新しい学問体系の構築などを議論した。その成果は流動ダイナミクスの環境・エネルギー・医療福祉問題への展開に関する国際会議1^<st> International Symposium"Perspective on Flow Dynamics for 21st Century Critical Issues"(平成16年11月10日に仙台)の講演者及びプログラムの企画に反映された。 本研究課題では21世紀の重要課題として、以下の3テーマをとりあげ、それぞれについて、「現象解明」、「流動機能創成」、「実用展開」の各フェーズに流動ダイナミクスがどのように展開していくかの戦略を中心に議論を行った。 1.流動ダイナミクスの環境問題への展開 2.流動ダイナミクスのエネルギー問題への展開 3.流動ダイナミクスの医療・福祉分野への展開 これらに関する議論に基づき、国際シンポジウムやワークショップなどで議論することが今後とも必要であり、上記3テーマについて、従来から行われているような2国間協力の形態ではなく、国際的なマルチネットワークを通じた国際共同研究プログラムを立ち上げて実施していくことが重要であるとの結論に達した。
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