研究課題/領域番号 |
16639012
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中島 直樹 九州大学, 大学病院, 講師 (60325529)
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研究分担者 |
名和田 新 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (10038820)
笹月 健彦 国立国際医療センター研究所, 総長 (50014121)
荒木 栄一 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (10253733)
江口 勝美 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30128160)
高須 信行 琉球大学, 医学部, 教授 (20020927)
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キーワード | 2型糖尿病 / 疾患感受性遺伝子 / 罹患同胞対解析 / テーラーメード医療 / 生活習慣病 / 連鎖解析 / 全ゲノムスキャン / 遺伝子データベース |
研究概要 |
九州沖縄地域で本邦における最大の2型糖尿病罹患同胞対解析研究を行うための研究組織を構築することを目標として、下記を行った。 1.本研究組織の全体会議を開催し(平成16年10月22日)、九州地域における2型糖尿病罹患同胞対研究の方針を検討し、今後の協力体制やスケジュールについて確認した。 2.既に検体採取済の2型糖尿病罹患同胞対102ペア・204例について解析を終了し、協力全機関を掲載した英原著論文を発表した。 3.同上症例群102ペアのプロファイルの再整備(BMI、合併症情報など)を行い、平成16年3月末までに全例で達成できた。 4.2型糖尿病罹患同胞対の増加を目的として、各分担研究者の所属する医療機関およびその関連病院群において2型糖尿病症例の同意の下に症例アンケート調査を行った。 1)兄弟姉妹の2型糖尿病症例の存在の有無 2)1)が「有り」の場合、本研究内容を聞く意思の有無 3)1、2)が「有り」の場合、兄弟姉妹症例が本研究内容を聞く意思の有無 4)3)が「有り」の場合の罹患同胞対症例の通院医療機関名など 5.4を集計した結果、兄弟姉妹症例両方の通院医療機関が把握され、かつ両方に研究内容を聞く意思がある2型糖尿病罹患同胞対を新規に100ペア以上把握した。これにより、九州沖縄全域の罹患同胞対症例計200ペア以上の所在データベースが構築された。以上の結果により、平成17年度以降に、本研究組織の主導の下で新規2型糖尿病罹患同胞対からの検体の採取および症例プロファイル整備を行う準備体制を確立し得た。
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