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2004 年度 実績報告書

モバイルエージェントにおけるセキュリティ技術の研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 16650011
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

宮地 充子  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (10313701)

研究分担者 双紙 正和  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 特任助教授 (00293142)
キーワードモバイルエージェント / セキュリティ / secure function evaluation / oblivious transfer
研究概要

モバイルエージェントは,プログラムであり,ネットワーク上のコンピュータを移動しつつ,ユーザの代理として処理を行うものである.ここで,モバイルエージェントにおける脅威は,(i)悪意あるエージェントが,ホストを攻撃する,(ii)悪意あるホストが,エージェントを攻撃する,といった2種類に大きく分類できる.攻撃(i)については,多くの従来研究が存在するが,攻撃(ii)については,有効な解決策が未だに存在しない.そこで,攻撃(ii)の対策を研究開発することが本研究の目的である.本年度は,secure function evaluationを利用する方式によるモバイルエージェントの保護手法を提案した.
secure function evaluationを用いた既存研究では,仮にモバイルエージェントの持つ暗号回路への任意の入力がなんらかの方法で可能になった場合,実行ホストがそれを利用して,不正な計算などを行えるため,エージェントの秘密情報が漏れる問題があった.そこで,エージェントと実行ホストとの間に信頼できるホストというものを導入し,信頼できるホストと実行ホストとの通信を行う.ここで,この通信を安全に行うために紛失通信を用いるが,原始的な1-out-of-2紛失通信では効率が悪い.そこで、k-out-of-n紛失通信と呼ばれるプロトコルをモバイル・エージェントに適応できるように改良した.さらに,効率や安全性の評価を行い,従来の紛失通信と比較して,提案方式の方が計算効率がよいことを示した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] モバイルエージェント・セキュリティに関する一考察2005

    • 著者名/発表者名
      森 正行, 双紙 正和, 宮地 充子
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 CSEC 2005-CSEC-28

      ページ: 123-128

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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