研究課題/領域番号 |
16650108
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
徳田 崇 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 助手 (50314539)
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研究分担者 |
布下 正宏 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 教授 (70304160)
太田 淳 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 教授 (80304161)
香川 景一郎 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 助手 (30335484)
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キーワード | バイオイメージング / CMOSイメージセンサ / ビジョンチップ / 蛍光色素 |
研究概要 |
0.35umルール標準CMOSプロセスを用いて、小型イメージセンサを設計試作し、in vitro蛍光イメージングに向けたチップ実装を行った。チップサイズは2mm×2.5mm,画素数はQCIF(176×144画素),画素サイズは7.5μm□である。チップに対し、防水保護するための樹脂包埋を施した後、励起光がチップに直接入射するのを避けるためのフィルタ層スピンコートした。このセンサを用いて、以下の結果を得た。 マウス海馬スライスをDAPIによって染色し、UV励起光によって海馬の構造の蛍光観察に成功した。センサフィルタとしてはブルーレジストを用いた。 マウスの脳皮質スライスおよび海馬スライスをDiAによって染色し、染色剤の伝播プロファイルの計測に成功した。センサフィルタとしてレッドレジストを用い、励起光にはAr+イオンレーザ(488nm)を使用した。 現在、これらの結果の再現性を含め詳細なデータ取りを行うとともに、電気的に細胞システムを刺激する機能を持つ新規センサを設計している。
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