研究概要 |
1.歩くスキーコース,スキープレイグラウンドの設営。 1月中旬,本学および附属中学校グラウンドに,圧雪車による歩くスキーコースと雪山を造成した。この時期,積雪量が例年より少なかったため,雪山については1月下旬まとまった降雪の後,スノーモービルと人力によって高さ約2m,斜度約15度の山型の雪山を造成し,登行,滑降,スキースキルの練習等に使用した。 また,本学の築山を活用して,ジャンプ台,ペダリングモーグル等を造成,さらに平地にはスケーティング練習のための小山,スキー遊びのための遊具を作成し,歩くスキー授業や北海道大学体育連合の研修会で使用し,その有効性について検討した。 2.市民の歩くスキーモデルコースの設営 旭川市忠和公園には,常設の歩くスキーコースがある。コースコース幅は約2mで,クラシカル用のトラック(溝)は切っていない。3月上旬,旭川市公園管理係の許可を受けて,3日間連続してコース整備の機器を持ち込み,既設のコースを拡幅し,約2Kmのクラシカル,スケーティング両方が同時に利用できる最小限度のコースを整備し,市民に利用してもらった。その結果利用者全員から好評を得た。 3.文献の翻訳 (1)スオメンラトゥー協会発行「ムーミンのスキー学校」のパンフレット 世界中で愛されているアニメのムーミン一家をキャラクターとして採用し「どうやってムーミンパパがスキーを学んだか」という物語を通して,スキー学校への参加やインストラクター養成コースへの参加呼びかけをしている。 (2)フィンランドスキー連盟発行「ヒーヒトマ」(スキーランド) フィンランドスキー連盟は,全国に1,000箇所のスキーランドの造成を目標としている。スキーランドは,子供達と保護者のための多面的なスキー遊戯の場であり,インストラクター,教師学生にとっては教育の場である。その意義,整備,構造,活動の場などについて解説している。
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