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2005 年度 実績報告書

高齢者の生活活性化を目指した「装い」に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16650172
研究機関千葉大学

研究代表者

堀田 明博  千葉大学, 工学部, 教授 (20289101)

研究分担者 長尾 徹  千葉工業大学, 工学部, 助教授 (20272346)
キーワード高齢者 / 活性化 / 装い / デザイン / 高齢者活性化装いモデル
研究概要

本研究は高齢者を活性化させる行為として装い行為に注目し、高齢者を活性化させるための装い行為の構造を明らかにすると同時に、装い行為に関する活性化デザインガイドラインの作成を目的としている。以上の目的のもとに
1.行政による生きがい対策の分析:高齢者の活性化の促進対策として行政による生きがい対策の現状を調査・分析した。その結果、多くの自治体では老人クラブ等による生きがい支援が中心で、個人的行動等を好む多様な高齢者の価値観への対応が不足していることがわかった。
2.装いに関する高齢者の活性化要因の抽出とその活性化モデルの作成:文献調査から装いに関する機能として生理的機能、心理的機能、社会的機能の3つの機能要因が抽出された。これらの結果から、高齢者の活性化要因には身体志向、対人志向、帰属志向のベクトルが働いていることが推測された。
3.仮説モデル検証のための面接調査及び質問紙調査:抽出した高齢者活性化装いモデルの検証として、第一次高齢者面接調査を行い、上記三つの要因の他にTPOとの対応、合理性、変化に対応する意識要因が抽出された。これらを量的に検討するため質問紙調査調査を行った結果「気分が一新する」「気が引き締まる」等の活性効果が抽出された。さらに、数量化3類によって慣習的、伝統的、権威主義的な概念(パラノ)グループと、流動的、反抗的、破壊的な概念(スキゾ)グループが抽出された。これらは高齢者の属性に影響されると推測された。
4.高齢者活性化デザインコンセプト構築プロセスの試み:以上の高齢者の仮説モデルから、活性化デザインへのプロセスモデルを構築する目的で、第二次面接調査を行い、それらの発話データから、対人志向、適応志向、リラックス志向、衛生志向、怠惰志向、健康志向、変化志向、回復志向、経済志向等が抽出された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Study of Grooming Oneself Design which Rejuvenate Elderly People2005

    • 著者名/発表者名
      Miki Kumekawa, Akihiro Hotta
    • 雑誌名

      2005idc(International Association of Societies of Design Research, ISBN 957-41-3203-X) (proceeding)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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