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2004 年度 実績報告書

共同学習空間としてのミュージアムのエスノメソドロジー的・CSCL的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16650192
研究機関埼玉大学

研究代表者

山崎 敬一  埼玉大学, 教養学部, 教授 (80191261)

研究分担者 井田 靖子 (菅 靖子)  津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (20312910)
山崎 晶子  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (00325896)
葛岡 英明  筑波大学, 大学院・システム情報学研究科, 助教授 (10241796)
加藤 浩  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (80332146)
鈴木 栄幸  茨城大学, 人文学部, 助教授 (20323199)
キーワードミュージアム / 地域連携 / 共同学習 / エスノメソドロジー / CSCL / ロボット / 国際研究者交流 / アメリカ合衆国
研究概要

今年度は、(1)地域におけるミュージアムの基本的調査と、地域との連携に基づく特別展の試み(2)ミュージアムにおける鑑賞実験、インストラクション実験に基づく遠隔操作型の鑑賞支援ロボットの制作(3)フィールドワーク調査のための準備を行った。以下、それぞれ具体的に示す。
(1)においては、まず地域におけるミュージアムについての基本的調査を行った。そのうえで地域施設としてのミュージアムを十分に発揮するためには、地域社会・環境とどのようなインターフェースを築くべきかを検討し、地域社会・環境との連携実態を明らかにするとともに、現況における課題を整理した。そのための具体的な検討を行なうために、さいたま市立浦和博物館と共同で特別展「サッカーdeきずな」を開催した(平成16年10月2日〜11月28日)。現在、その評価を手がけているところである。(2)においてはミュージアムにおける鑑賞行為やインストラクションの基本的問題を明らかにするための鑑賞実験を行った。さらにその鑑賞実験に基づいて、遠隔操作型の鑑賞支援ロボットのデザインのための基本的要件を明らかにした。そして、その要件に基づきGestureMan3という鑑賞支援のための遠隔操作ロボットを制作した。来年度は、GestureMan3を用いた鑑賞支援および共同学習の実験を科学技術館で行う予定である。(3)フィールドワークにおいては、ロサンジェルスの全米日系ミュージアム及びゲッティーセンターの予備調査を行った。また、科学技術館で、ミュージアムにおける鑑賞行為と共同学習のフィールドワークを行うための準備を行った。これらフィールドワークに基づく研究については、来年度本格的に行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ロボットを介した遠隔コミュニケーションシステムにおけるエコロジーの二重性の解決:頭部連動と遠隔ポインタの評価2005

    • 著者名/発表者名
      葛岡英明, 山崎敬一, 上坂純一
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 Vol.46,No.1

      ページ: 187-196

  • [雑誌論文] Mediating Dual Ecologies2004

    • 著者名/発表者名
      Hideaki Kuzuoka, Jun'ichi Kosaka, Keiichi Yamazaki, Yasuko Suga, Akiko Yamazaki, Paul Luff, Christian Heath
    • 雑誌名

      Proc.of CSCW2004

      ページ: 477-486

  • [図書] 実践エスノメソドロジー入門2004

    • 著者名/発表者名
      山崎敬一編
    • 総ページ数
      266
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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