研究課題/領域番号 |
16650192
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
山崎 敬一 埼玉大学, 教養学部, 教授 (80191261)
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研究分担者 |
井田 靖子 (菅 靖子) 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (20312910)
山崎 晶子 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (00325896)
葛岡 英明 筑波大学, 大学院・システム情報学研究科, 助教授 (10241796)
井口 壽乃 埼玉大学, 教養学部, 助教授 (00305814)
児玉 幸子 電気通信大学, 電気通信学部, 講師 (10323883)
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キーワード | エスノメソドロジー / 会話分析 / ミュージアム研究 / CSCL / 鑑賞行動 / 共同学習 |
研究概要 |
1 ミュージアムにおける共同学習研究の一環として、公立はこだて未来大学において、ミュージアムにおける解説者と聴衆の関係についての研究を行った。具体的には、公立はこだて未来大学で展示物を陳列し、そこで解説者がことばと身体的行為を通してどのように解説行為を行うかをビデオ撮影し、エスノメソドロジー的手法で分析した。その結果、解説者のことばの発話と関連した、頭の動き(および視線の動き)の重要性がわかった。 2 1の分析に基づき、解説を行う解説ロボットの開発を行った。特に、人間が発話のどこで聴衆に視線を向けるかの分析に基づき、解説の途中で視線を聴衆に向けるよう設計した。 3 そのロボットが、ミュージアムにおける共同学習においてどのような効果をもつかを、さらにまた人間の解説者と同様の親しみやすさを持つかどうかを、科学技術館において、検証するための実験を行った。その結果、視線を解説の途中に適切に聴衆に向けるほうが、聴衆にとって好ましいという結果がでた。さらにまた、エスノメソドロジーの手法で、ビデオデータを分析した結果、人間の解説者に向けた行動と同様の行動を聴衆がロボットに向けて行っていることがわかった。その結果は、コンピュータ科学の国際学会であるECSCW2005にポスターで発表した。また、電子情報通信学会の研究会で発表した。 4 ミュージアムの共同学習研究の一環として、どのように解説行動が行われているかを、科学技術館におけるメディアアートの展覧会において、ビデオ撮影し分析を行った。
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