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2005 年度 実績報告書

理数科好きにする知識創造・再生産型の授業を設計する能力向上のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 16650206
研究機関北海道教育大学

研究代表者

山崎 正吉  北海道教育大学, 教育学部函館校, 教授 (80107242)

研究分担者 中村 紘司  北海道教育大学, 教育学部函館校, 教授 (40007563)
三橋 功一  北海道教育大学, 教育学部函館校, 教授 (40166062)
姫野 完治  秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (30359559)
キーワード授業設計 / 独話法 / アンケート調査 / ISM法 / 教育実習生 / 教師 / 思考力分析
研究概要

1.授業設計過程のデータ収集
教師と教育実習生の授業設計段階における思考の要素の関連をアンケートによる調査により比較分析をして,13の思考要素の順序性や重要性と要素間の影響度を明らかにし,教材研究,生徒の実態把握,授業設計などの計画段階において必要とする資料と,どのように教授-学習場面におけるコミュニケーション過程を設計するかを明らかにするために、今年度は、教育実習を終了した実習生と教師に13の思考要素に影響を及ぼす先行の思考要素について一対比較法によるアンケート調査をおこない,ISM法による分析の準備をした.
2.授業設計過程の比較分析
教師の授業設計の思考過程をアンケート調査により分析・検討した.教師は教職経験に応じて多くの手がかりを活用し,授業設計手がかり因子のほぼすべてを用いる豊かな授業づくりを行うようになり、学生,新任教師にはこの活動が乏しいことが明らかにされた
3.システムの設計と利用法の開発
それぞれの思考の段階で教師が必要とする資料を分析し,どこまでの資料を収集してシステムに登録するかを検討した.また、資料を公開する範囲を検討し、システムの運用計画を検討した.既に作成されている光ファイリング装置に登録された学習指導案のデータベースと中型電算機に登録されたテスト項目のデータベースをシステムに移植するが、これらの資料の利用法について検討した.
4.学力の分析
PISAなどの学力検査のテスト項目を分析し,科学的な思考を支える能力の分析の仕方について検討を始めた.科学的な思考力として,理論的な展開を進める演繹的な思考力や様々なアイデアを生み出す拡散的な思考力,課題解決的な特殊的思考力の他に事実やデータに基づいて推論を進める帰納的な思考力が想定されるが,どのような項目によりこれらの思考力が測定できるか検討を始めた.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 教材研究の活動報告書に基づく教師の思考過程の分析2005

    • 著者名/発表者名
      三橋功一
    • 雑誌名

      日本教科教育学会第31回大会論文集

      ページ: 198-201

  • [雑誌論文] 北海道教育大学における専修免許状取得のための公開講座2005

    • 著者名/発表者名
      山崎正吉, 三橋功一, 中村紘司
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集 JSET05-4

      ページ: 13-18

  • [雑誌論文] 自己学習及び相互啓発に基づく小集団による課題解決活動を基盤とした教育実習事前指導の学習プログラムの開発2005

    • 著者名/発表者名
      三橋功一
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集 JSET05-4

      ページ: 19-26

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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