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2004 年度 実績報告書

課題解決型の学校経営に関する教育工学的アプローチの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16650211
研究機関岐阜大学

研究代表者

加藤 直樹  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (30252117)

研究分担者 村瀬 康一郎  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (80150027)
益子 典文  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (10219321)
松原 正也  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (80281046)
伊藤 宗親  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (10282310)
興戸 律子  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助手 (00362179)
キーワード教育経営 / 教育情報 / 情報通信 / 教育システム
研究概要

情報通信手段の普及は,個人的な情報処理に加えて組織的な情報処理の段階へと移行しており,学校教育を対象とした組織的な情報活用に関する研究,なすわち,学校経営学と情報学の融合の立場からの研究が求められる。
もとより,学校教育における組織的な情報手段の活用実践研究は,1979年に始まる岐阜県川島小学校におけるCMI(Computer Managed Instruction)に基づく「教育のシステム化」に関する研究が教育工学的手法を用いた国内における初期の教育実践として進められてきたが,その後の学校教育における情報手段の活用は,個別学習や情報教育等にみられる学習者を対象とする実践研究が多くみられてきた。
しかし,近年のインターネットに代表される情報通信手段の普及により,学校経営及び地域教育委員会による教育経営,家庭との接続による総合的な学校経営等への適用が容易となっており,その教育効果についても具体的事例が見られるようになりつつある。
すなわち,組織的な教育経営の観点からの情報手段の活用について教育実践を再検討する必要があると考え,川島小学校等の事例の再調査を行った。川島小学校の実践は,「教育のシステム化」を目指すものであり,学校内の学習者情報(学籍,学習履歴,保健関係など),教材情報(学習プリント,ビデオ,テキストなど)や教育目標を有機的に管理し利用可能なシステムの開発を行っている。当時のコンピュータは,現在のパーソナルコンピュータ以下の機能しか有していなかったが,この一台に必要な情報を蓄積利用するという点からは,現在の校内サーバを中核とした教育情報システムに類似する。さらに,学習者一人ひとりの反応情報を全教室に設置されたアナライザーやマークシートから登録可能なシステムとしている点は,情報端末の充実による容易なアクセス環境の重要性を指摘しており,教育経営情報に関わる情報基盤のあり方が示された。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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