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2004 年度 実績報告書

ヒューマノイド型ロボットによる暗黙知の表出化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16650214
研究機関愛知県立大学

研究代表者

奥田 隆史  愛知県立大学, 情報科学部, 助教授 (20204125)

研究分担者 井手口 哲夫  愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (10305518)
キーワードヒューマノイド型ロボット / 形式知 / 暗黙値 / 身体知 / 知識変換 / パフォーマビリティ / 連続時間マルコフ連鎖
研究概要

ヒューマノイド型ロボットはユビキタスネットワークと結びつくことにより,"人が結びつくこと"や"いつでもどこでも心と心が触れ合うコミュニケーションを実現しホスピタリティが向上すること"という点で,重要な役割を果たすものと考えられている.一方で,豊かな社会を実現する上で,身体文化の重要性も再確認されている.このような,我々をとりまく状況に着目し,本論文では,身体文化を具現化することをサポートするツールとしてヒューマノイド型ロボットを利用し,人間の身体知を形式知へと変換するシステムSHREK(System with Humanoid Robots for Externalizing Knowledge)を提案し,簡単な実験によりその有効性を示した.
また,次世代情報通信ネットワークとして,いつでも,どこでも,機器を操作でき,機器同士を協調動作させて生活を支援するユビキタスネットワークへの期待が高まっており,このユビキタスネットワークとヒューマノイド型ロボットが融合したネットワーク・ヒューマノイド型ロボット融合システム(ネットワーク・ロボット(network robot system))は携帯電話,情報家電などの機器と連携してサービスを提供し,ロボットの稼働性を活かすシステムとして有望視されている.
そのため,ヒューマノイド型ロボットが故障した場合,他の機器にも大きな影響を与える可能性がある.このことから,ヒューマノイド型ロボットが確実に命令を実行できるか,一部の部品が故障した場合でも,どの程度まで目的の動作を行うことができるかなどの評価を行うことは重要である.本研究では,連続時間マルコフ連鎖(Continuous Time Markov Chain, CTMC)モデルを用いて,ネットワーク・ロボットにおけるヒューマノイド型ロボットの生産信頼性(パフォーマビリティ)の評価を行った.

  • 研究成果

    (13件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (13件)

  • [雑誌論文] マルコフモデルを用いたヒューマノイド型ロボットにおける信頼性評価手法2005

    • 著者名/発表者名
      左合佳美, 奥田隆史, 井手口哲夫, 前田郁夫
    • 雑誌名

      日本オペレーションズリサーチ学会 待ち行列研究部会・待ち行列シンポジウム「確率モデルとその応用」予稿集 1

      ページ: 120-126

  • [雑誌論文] ヒューマノイド型ロボットの動作制御コードの分析による身体知の表出方法-SHREK-Primary-2005

    • 著者名/発表者名
      奥田隆史, 左合佳美, 前田郁夫, 井手口哲夫
    • 雑誌名

      2005年情報学シンポジウム 1

      ページ: 29-34

  • [雑誌論文] ユビキタスノードとヒューマノイド型ロボットとの連携動作による家電遠隔操作の実装と評価2005

    • 著者名/発表者名
      前田郁夫, 吉原貴仁, 茂木信二, 堀内浩規, 奥田隆史, 井手口哲夫
    • 雑誌名

      電子情報通信学会情報ネットワーク研究会 IN2004-170

      ページ: 49-54

  • [雑誌論文] マルチエージェントシミュレータを用いたモバイルエージェント適用型センサネットワークシステムの評価2005

    • 著者名/発表者名
      大武諭, 奥田隆史, 井手口哲夫, 堀場隆広
    • 雑誌名

      電子情報通信学会情報ネットワーク研究会 IN2004-176

      ページ: 13-18

  • [雑誌論文] イントラネットワークにおけるウィルス拡散の解析2005

    • 著者名/発表者名
      植手大輔, 奥田隆史, 井手口哲夫
    • 雑誌名

      電子情報通信学会情報ネットワーク研究会 IN2004-177

      ページ: 19-24

  • [雑誌論文] ヒューマノイド型ロボットにおける信頼性評価2005

    • 著者名/発表者名
      左合佳美, 前田郁夫, 奥田隆史, 井手口哲夫
    • 雑誌名

      情報処理学会第66回(平成17年前期)全国大会講演論文集 3S-8

      ページ: 479-480

  • [雑誌論文] マルチエージェントシミュレータを用いたコンテンツ配信網における流通モデルの評価2004

    • 著者名/発表者名
      山崎重行, 奥田隆史, 井手口哲夫
    • 雑誌名

      第3回情報科学技術フォーラム(2004FIT)予稿集 M-001

      ページ: 2

  • [雑誌論文] ヒューマノイド型ロボットの動作記述言語を用いた形式知表出化2004

    • 著者名/発表者名
      前田郁夫, 奥田隆史, 左合佳美, 井手口哲夫
    • 雑誌名

      第3回情報科学技術フォーラム(2004FIT)予稿集 F-039

      ページ: 2

  • [雑誌論文] コンテンツ配信網におけるマルチエージェントシミュレータを用いた評価2004

    • 著者名/発表者名
      山崎重行, 奥田隆史, 井手口哲夫
    • 雑誌名

      平成16年度電気関係学会東海支部連合大会予稿集 O-387

      ページ: 1

  • [雑誌論文] ヒューマノイド型ロボットを用いた形式知の表出化2004

    • 著者名/発表者名
      前田郁夫, 奥田隆史, 左合佳美, 井手口哲夫
    • 雑誌名

      平成16年度電気関係学会東海支部連合大会予稿集 O-476

      ページ: 1

  • [雑誌論文] コンピュータウイルスの拡散特性の評価手法2004

    • 著者名/発表者名
      植手大輔, 奥田隆史, 井手口哲夫
    • 雑誌名

      平成16年度電気関係学会東海支部連合大会予稿集 O-411

      ページ: 1

  • [雑誌論文] 知識創造企業における情報システム活用の有効性に関する事例研究2004

    • 著者名/発表者名
      植手大輔, 奥田隆史, 永井昌寛
    • 雑誌名

      経営情報学会2004年秋季全国研究発表大会予稿集 1

      ページ: 164-167

  • [雑誌論文] Improvement of the Dropping Probabilities in Mobile Communication Networks by Using Guard Channels Protocol with Delay of New User2004

    • 著者名/発表者名
      T.Okuda, T.Ideguchi, X.Tain
    • 雑誌名

      Proc.Of IEEE Vehicular Technology Conference 2004 No.10-11-05

      ページ: 6

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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